小児科

特徴

小児科は静岡県東部地域の小児がん治療の基幹施設として、主に学齢期の小児がんの診療を行っています。入院施設として造血細胞移植病棟内の小児専用エリアに9床のベッド(造血幹細胞移植ができる個室1室を含む)を有し、院内各科(整形外科、脳神経外科、放射線治療科、陽子線治療科、緩和治療科等)との連携の下、それぞれの患者さんの治療にあたっています。
当院の小児科の特徴は、がんセンター内の小児科という環境の中にあるということです。がん治療の基盤の整った病院での、最新の医療機器ばかりでなく、多くの専門スタッフとのチーム医療が実践されています。いまもより質の高い多職種チーム医療のモデルを模索しております。
小児科をもつ数少ない陽子線治療施設、臨床治験を援助する病院の倫理審査制度、治験管理室など、がん専門病院ならでは特長を生かして、実地臨床、新しいクリニカルエビデンスの発信を目標にしております。多施設共同研究にも積極的に参画し、臨床研究への貢献も行っていきます。このような当院小児科の特長を生かして、幅の広いがんの臨床の研修が提供できるものと考えています。

カリキュラム

自分の将来設計にもとづいて研修過程を選択できます。チーフレジデントもレシデントも受け入れ可能です。短期研修のご希望も相談にて可能です。

疾患・手術内容

1年間の新患数は15~20例で、造血器腫瘍と悪性固形腫瘍が半々です。固形腫瘍の種類は脳腫瘍、骨軟部腫瘍が多く、また造血幹細胞移植は血縁者間同種移植、自家移植を1年間に数例ずつ行っています。

専攻科

専攻科