皮膚科

特徴

メラノーマをはじめ種々の皮膚悪性腫瘍の外科治療、集学的治療を積極的に行っています。診断においてはダーモスコピー(デルマトスコープ、ビデオマクロスコープ)やドプラ超音波、FDG-PETおよびPET-CTなどの最新鋭機器やsentinel node navigation surgeryの最新技術を駆使して的確な診断を行うようにしています。治療においては比較的早期の多数の症例における標準的治療はもちろん、それに加え進行期の特殊な治療としてsentinel node navigation surgeryを応用した手術や陽子線治療、免疫療法などを行っています。また従来の治療法では困難になった場合の緩和医療やモーズ・ペースト療法により患者QOLの改善にも積極的に取り組んでおります。週1回のカンファレンスを形成外科、病理診断科などと合同で行い、それぞれの症例ごとの診断、治療方針、術式などを検討しています。また他科との協力体制は抜群で、いろいろな場面で即座に合同の治療方針が組まれており、さらに看護師、薬剤師、栄養士、リハビリ技師、ケースワーカーなどの多職種も加えたチーム医療に病院をあげて積極的に取り組んでいます。また、他施設との合同カンファや症例検討会を定期的に行っています。とくに国立がん研究センター中央病院皮膚科とは定例会をもち、スタッフ・レジデント、あるいはそのOB間の交流を深めています。

カリキュラム

診断・治療にバランスのとれた皮膚腫瘍科医の育成・研修のために皮膚科以外にも形成外科、乳腺外科、整形外科、頭頸部外科、麻酔科、緩和医療科、血液・幹細胞移植科、画像診断科、放射線治療、病理診断科などから選択し、カリキュラムを構成します。また、1年から3年の研修過程を自分の将来設計にもとづいて選択できます。チ-フレジデントもレシデントも受け入れ可能です。 症例が多いので多数の手術を経験できます。

疾患・手術内容

年間手術件数 100例。メラノーマ40例/年、SCC 10例/年、Paget病 10例/年、BCC 20例/年など。

専攻科

専攻科