多職種がん専門レジデント制度について

目的

静岡がんセンターでは、がん対策基本法の理念の実現をめざし、がん専門の優秀な医療従事者を養成するため、全国的にも例のない先駆的な取組みとして「多職種がん専門レジデント制度」を2008年に創設しました。
この制度は、看護師、薬剤師、各種技師、医療社会福祉士等13職種の医療従事者を対象とした職種別のレジデント制度です。

特徴

がん対策基本法では、医師とともに、がん医療に習熟した医療職の養成が急務とされています。
「多職種がん専門レジデント制度」では、がん医療の臨床現場で必要とされる多職種チーム医療を学び、それぞれの専門領域における質の高いがん医療を身につけ、多職種チーム医療の一員としてがん医療に貢献することを目的とします。一般に、レジデントといえば医師の研修医を指しますが、がん医療には医師や看護師、薬剤師などの多職種でのチーム医療が欠かせません。各職種の研修プログラムには、日本臨床腫瘍学会指定のカリキュラムに沿ったプログラム(「静岡がんセンター臨床腫瘍学コース」)が組み込まれており、がん医療の専門的な知識を習得することができます。

制度の概要

(1) 職種

看護師、薬剤師、臨床試験コーディネーター、診療放射線技師、臨床検査技師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、医療社会福祉士、心理療法士、チャイルド・ライフ・スペシャリスト、診療情報管理士、歯科衛生士
(2) 身分
(2021年度から)
静岡県会計年度任用職員
(3) 研修期間
原則2年間
(4) 導入時期
平成20年4月

センター紹介

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