適応外使用医薬品の情報公開(オプトアウト)

 医薬品及び医療機器は、法律(医薬品医療機器等法)に基づいて厚生労働省で承認された方法で使用することが求められます。しかし、治療の必要上、承認内容とは必ずしも一致しない方法で使用すること(適応外使用といいます)もあります。その場合は、病院内の未承認新規医薬品等や医療機器を評価する委員会で、使用の必要性があるか、有効性・安全性等の面から問題がないかを審議し、承認した上で使用することとしています。

 上記により承認の上、適応外使用を行う場合、通常は医療者が文書または口頭で説明し、患者さんの同意を得ることとしています。しかし、科学的に相当の根拠があり、倫理的な問題が極めて少なく、患者さんに有益であると考えられる使用の際は、文書または口頭による説明・同意取得を例外的に簡略化することを病院として承認し、当院のホームページ上でその内容について情報公開をしています(オプトアウト)。

 個別の承認内容について詳しくお知りになりたい場合や拒否する場合は、下記のお問い合わせ、あるいは担当医までお知らせください。

承認された適応外使用医薬品一覧

不眠症に対するミルタザピン錠の適応外使用について(2024年10月28日承認)
不眠症に対するテトラミド錠(一般名:ミアンセリン)の適応外使用について(2024年10月28日承認)
呼吸困難緩和目的のミダゾラム持続投与(2024年10月28日承認)
セフトリアキソンナトリウム水和物の皮下点滴使用(2024年10月28日承認)
消化管内視鏡による内視鏡的切除時における「エピネフリン」を混注した薬剤の局所注射(2024年10月28日承認)
ビーフリード補液の中心静脈投与について(2024年10月8日承認)
ソル・コーテフ注射用の供給制限に伴う代替品としてのソル・コーテフ静注用の適応外使用について(2024年9月20日承認)
ノバミン筋注の静脈内投与(2024年10月8日承認)
せん妄に対するリスペリドンの適応外使用について(2024年10月8日承認)
せん妄に対するシクレスト舌下錠の適応外使用について(2024年9月20日承認)
キシロカイン注ポリアンプの代替品としての静注用キシロカインの適応外使用について(2024年9月20日承認)
消化管内視鏡検査や手術中に用いる院内製剤「滅菌墨汁」について(2024年9月3日承認)
大腸内視鏡による詳細観察時に用いる院内製剤「インジゴカルミン液」について(2024年9月3日承認)
上部内視鏡検査に用いる院内製剤「ヨウ素液」について(2024年9月3日承認)
婦人科コルポスコピー検査に用いる院内製剤「3%酢酸液」について(2024年9月3日承認)
お問い合わせ

静岡県立静岡がんセンター  RMQC 室 (医療の質・安全管理室)
電話番号︓055-989-5222(代表)

がんセンターについて

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