特定機能病院に求められる公表資料

 静岡がんセンターは、厚生労働大臣の承認を受けた「特定機能病院」として、病院を適切に管理・運営するための体制や規程の整備を行っています。これらの体制や規程等につきまして、医療法の規定に基づき、資料を公表します。

公表資料

病院の管理及び運営を適切に行うための会議

病院運営に関する重要事項等を協議するための合議体として病院幹部会議を設置し、適切かつ迅速な意思決定を図っています。

静岡県立静岡がんセンターにおける会議及び委員会設置規程(PDF:92KB)

 

病院の管理及び運営の権限に関する規程

「静岡県がんセンター局組織規程」において、病院の管理及び運営に関する病院長等の権限及び位置付けを定めています。

静岡県がんセンター局組織規程(静岡県例規集のページ)
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病院長の選任等について(2023年2月)

病院長の資質や能力に関する基準を設けています。

選考結果

氏名 小野裕之(静岡県立静岡がんセンター副院長)

任期 2023年4月1日から

選考理由

静岡県立静岡がんセンター病院長の選任等に関する規程
第4条に掲げる資質・能力・経験等を十分に有するため

選考過程

2023年2月13日~2月20日

第1回静岡県立静岡がんセンター病院長選考委員会(書面決議)において、
「静岡県立静岡がんセンター病院長選考要項」を決定

2023年2月21日~2月27日

病院長候補者を公募

2023年2月28日

第2回静岡県立静岡がんセンター病院長選考委員会において、
病院長候補者の面接を行い、病院長適任者を選考

静岡県立静岡がんセンター病院長選考委員会委員名簿(PDF:180KB)

病院長の選任等について(2020年3月)

病院長の資質や能力に関する基準を設けています。

選考結果

氏名 上坂克彦(静岡県立静岡がんセンター病院長代理)
専門分野 消化器外科、肝胆膵外科
任期 2020年4月1日から

選考理由

静岡県立静岡がんセンター病院長の選任等に関する規定第4条の選考基準に掲げる資質・能力を十分に有するため

選考課程

2020年3月1日
第1回静岡県立静岡がんセンター病院長選考委員会において、選考要綱を決定
2020年3月2日から3月6日
病院長候補者を募集
2020年3月7日
第2回静岡県立静岡がんセンター病院長選考委員会において、病院長候補者について面接を行い、次期病院長を決定

静岡県立静岡がんセンター病院長選考委員会委員名簿(PDF:105KB)

法令遵守を確保するための体制、病院の管理及び運営の状況を監督するための体制

 静岡県監査委員による定期的な監査を受け、業務の改善等に努めています。

静岡県監査委員に関する条例(静岡県例規集のページ)
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監査委員監査基準、監査基本方針(静岡県監査委員のページ)

病院機能評価による評価及び改善への取組

病院機能評価(一般病院3)におけるB評価項目について、医療機関内における事故の発生の防止のために以下の措置を講じています。

当院の全評価結果はこちらをご覧ください。
公益財団法人日本医療機能評価機構(外部ページへ移動します)

1-3-2 安全確保に向けた情報収集と検討を行っている

〇 課題と思われる点

収集されたインシデント・アクシデントは7つの部会で検討されているが、その活動内容には差があり、各論レベルの検討や対策の議論に留まり、組織横断的な対策の検討や継続的な効果判定には至っていない部会が多い。策定した再発防止策等は、RMニュースとして2017年度は7回発信されているが、その効果の判定や見直しなども十分ではない。各部会における検討が組織横断的な視点から行われ、策定した対策の効果判定や必要に応じた見直しなどを含めて継続的に実施されることが期待される。

〇 改善のための取組

インシデント・アクシデント、続発症、暴言暴力、死亡症例、MMカンファレンス等の院内の医療安全に関する情報及び、ご意見システムによる患者・家族からのご意見などの集約をRMQC室が実施しています。各部会における検討は部会のメンバーで構成する病院組織横断的な委員会であるRMQC委員会で毎月審議しています。
2019年度は患者確認の強化月間の成果を確認するため、患者を対象にアンケート調査を実施しました。

1-5-4 倫理・安全面などに配慮しながら、新たな診療・治療方法や技術を導入している

〇 課題と思われる点

高難度新規医療技術として3技術が承認され実施されているが、当該医療技術の提供状況の確認は、患者退院時に報告を求めるに留まっている。提供した医療技術に起因する問題が期間を経てから明らかとなる可能性もあり、定期的な観察を長期にわたって行うなど、提供した医療技術に伴う影響を確実に把握するために、確認方法については見直しが期待される。

〇 改善のための取組

高難度新規医療技術実施後の結果報告に加え、全症例のその後の経過及び有害事象の有無について実施後3年間、毎年12月にRMQC室へ報告を行わせています。

2-1-5 薬剤の安全な使用に向けた対策を実践している

〇 課題と思われる点

筋弛緩薬は注射処方が可能であり、頻度は少ないものの一般病棟へ払い出しが行われている。払い出しの際には、必要な確認が行われ安全面に配慮されていたが、更なる安全を確立するため手術室やGICUなど限られた場所以外で使用する場合の基準や安全な使用について、更に検討することが望ましい。

〇 改善のための取組

原則として、手術室やGICU等限られた場所以外での筋弛緩薬の使用は行えないが、現在、一般病棟で使用する事例があります。その場合には、当該薬剤の安全使用確保を目的として「ロクロニウム臭化物静注液の払い出しに関する薬剤部内運用について」というマニュアルに従って、払い出しおよび管理を行っています。

4-6-3 医療事故等に適切に対応している

〇 課題と思われる点

貴院に期待される機能と、発生した事故における問題の重大性を鑑みると、類似の事故を可能な限り防止するためにも、事故原因の分析と有効な予防策の立案・徹底は、できるだけ早期・短期間になされることが望ましい。また、立案された予防策の定着や効果の検証を行い、更に有効な方法の検討を行うなど、医療事故を繰り返さない最大限の努力が期待される。

〇 改善のための取組

重大事故発生時は定められたルートで直ちに病院長、RMQC室長へ報告され、判定会を開催します。医療事故に該当すると判断した場合、複数の外部委員を招聘して医療事故調査委員会を開催し原因究明と再発防止の検討を行います。事象、改善策等は内容に応じて業務マニュアルの見直し、各責任者会議や対象者全員へメール配信等により周知しています。また、MMカンファレンスの内容を匿名化し、イントラネット上に公開しています。

センター紹介

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