主な医療機器について
手術支援ロボット
【ダ・ヴィンチ サージカルシステム】 | 【ヒノトリ サージカルシステム】 |
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2011年の12月、手術支援ロボット(da Vinci)を直腸がんに対して導入し、以後胃がん、前立腺がん、縦隔腫瘍、肺がん、腎臓がん、子宮体がん、食道がんを対象に実施ししております。この間、確立された当センターの術式などが評価され、米国インテュイティブサージカル社から2013年に国内初の「大腸症例見学施設」に、2014年には国内2番目の「胃領域の症例見学施設」に認定され、全国の病院の指導やサポートを行っております。また、2023年12月には、国産メーカーの手術支援ロボット(hinotori)を導入しました。
特徴
- 患者の体を大きく切らずに、小さな鉗子挿入用の穴を開けて、患者の体内に内視鏡カメラ及び手術用器具を挿入して手術を行うことが可能。
- 術者は、専用の操作卓で高解像3D画像を見ながら操作する。操作にあたっては、手で直接手術しているのと同じ感覚で操作できる上、手ぶれも防止される。また、可動範囲も大きく、微細で精密な手術操作が可能。
上記特徴から、小さい手術創、出血量・合併症・感染リスクの減少、入院期間短縮、早期社会復帰などの利点があると言われており、国内でも導入が進んでいます。
▶「ロボット支援手術(da Vinci/hinotori)」の紹介ページ
陽子線治療装置
陽子線治療の特色
1 世界でも最新のがん治療法
現時点で稼動している陽子線治療施設は、全世界で102施設であり、世界でも最新のがん治療法である。日本国内では、19施設が稼動している(2022年2月時点)。
2 優れた線量集中性を有する治療法
陽子線は、従来から放射線治療に使われているX線に比して優れた線量集中性を有し、周辺の正常組織への障害を抑えることが可能である。このため、病変部への線量増加が可能となり、より高い局所制御率が期待できる治療法である。
3 従来の放射線治療の成果が応用できる治療法
陽子線の生物学的効果はX線とほぼ同じであり、従来のX線治療で蓄積された放射線生物学的知識をそのまま応用できる、安全で使いやすい治療法である。
4 社会復帰性に優れた治療法
放射線治療に共通する特性から、機能や形態を温存できる社会復帰性の高い治療法である。