画像診断科

特徴

当センターはMDCT、MR、US、IVR-CT、PET/CTなど最新の画像診断器機を備え、PACSにより完全フィルムレス化し、モニター診断を行っています。PACSによる画像管理を行うことにより、症例、疾患のデータが容易に取り出せ、電子カルテと組み合わせることで、様々な角度から画像情報を検討することができます。
当センターでは5大悪性腫瘍のみでなく、骨軟部・皮膚などの稀な疾患を含め、幅広い症例を経験できます。自分が関心を持つ領域の臓器グループ(消化器、呼吸器、乳腺、頭頸部、婦人科など)の一員に加わることにより、患者の治療方針の決定過程に参加することができ、各疾患の診断から治療まで全過程の情報を共有することで、画像のみでなく、疾患の全体像を把握することが可能です。
IVRは当科の診断と双璧をなすもので、各診療科からの依頼をうけるのみでなく、HCCや転移性肝腫瘍に関しては、当科医師自身も外来、病棟業務をおこない、IVRの手技のみでなく、治療前後の患者さんの管理、効果の推移を経験することができます。
核医学部門ではPET/CT一体型装置が導入されており、各疾患の診断体系の中に、どう効果的に組み込んでいくか検討を重ねています。

カリキュラム

関心を持つ領域の診療科や病理診断科へのローテートが可能です。原則、初年度は病理診断科や興味をもつ分野の診療科を経験し、2年目より画像診断科で診断一般、IVRを学び、研修の過程で興味をもった領域でテーマを決め、最後の半年程度で研究をまとめていただきます。英文論文作成の指導は積極的におこなっていきます。

疾患・手術内容

1年間の検査件数:一般撮影 40,000件、CT 29,590 件(約120件/日)、MR 8,350 件(約34件/日)、PET 3,100件 (18件/日)、核医学検査 1,860件など
1年間のIVR件数:TAE 470件、RFA 50件、動注リザーバー 40件、IVHリザーバー 300件、 EMS挿入 50件、PTBD 100件、CT下穿刺 190件など

専攻科

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