肝・胆・膵外科

特徴

肝胆膵悪性腫瘍の精密診断とそれに基づく積極的外科治療をモットーにしています。 頻度の高い肝細胞癌、転移性肝癌はもとより、膵癌や胆道癌など閉塞性黄疸を呈する癌の診断・治療に力を入れています。各種画像による術前精密診断のもとに、難易度の高い脈管合併切除を伴う肝切除や膵切除、肝膵同時切除にも積極的に取り組んでいます。肝胆膵の手術手技や補助療法などについて全国のがんセンターや大学との共同臨床研究を行っています。地域の研究会や全国学会・国際学会などに積極的に参加・発表しています。

カリキュラム

チーフレジデント、レジデントを問わず、レジデントは症例ごとにスタッフとマンツーマンで受け持ち医となり、診断・治療にあたります。チーフレジデントは、基本的に2年間の固定研修です。レジデントは、3年間のローテート研修で、麻酔科、画像診断科のローテーションが必須です。3年の間に当科をベースに、外科系の他科(胃外科、大腸外科、呼吸器外科、食道外科など)や関係内科(消化器内科、内視鏡科など)、病理などをロ一テ一ションできます。当科研修期間には最低1回の研究会・学会発表と論文投稿をしていただきます。

疾患・手術内容

2011年1月~12月の1年間の手術内容は、年間全麻下手術件数 344件、このうち肝切除 171件(HPDを除く)、膵切除 109件(うち、膵頭十二指腸切除 86件[major HPD 13件を含む]、ほか)、そのほか拡大胆嚢摘出術、バイパス手術など。疾患は、肝細胞癌、転移性肝癌、肝内胆管癌、膵癌、胆管癌、胆嚢癌、十二指腸乳頭部癌、十二指腸癌、など。

専攻科

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