IVR科

特徴

当科は各診療科からの依頼をうけ、行う画像誘導下の処置・治療のみでなく、当科医師自身も外来、病棟業務をおこないます。すなわちIVRの手技のみでなく、治療前後の患者さんの管理、効果の推移を経験することができます。とくにHCCにおいてはラジオ波凝固療法・肝動脈塞栓療法・肝動注化学療法など内科的治療のイニシアチブを持っており、さらにネクサバールなどの全身化学療法、さらに治験業務も多数行っています。また各種臨床試験にも参加しており、多施設共同研究にはプロトコール作成段階から積極的に参加しております。加えて320列ADCT搭載のIVR-CTを2013年4月より稼働しており、新たなIVRの展開を目指しています。

カリキュラム

ジュニアレジデントは3年間の研修で当科を主に他科のローテーションもおこないます。チーフレジデントは基本的に2年間の固定研修です。 いずれの研修においても期間内に充分なIVR手技を経験し、IVR学会専門医取得に足る症例数の獲得を目指します。また肝細胞癌の内科的治療を広く経験することにより、肝がん診療における治療体系を理解し、適格なDecision Makingができる医師の養成に努めます。更に緩和医療におけるIVRやOncologic Emergencyを経験することによって、Artな側面からのIVRの習得を目指します。なお、いずれの研修においても、関心を持つ領域の診療科や病理診断科へのローテートが可能です。

疾患・手術内容

1年間のIVR件数:TAE 470件、RFA 50件、動注リザーバー 40件、IVHリザーバー 300件、 EMS挿入 50件、PTBD 100件、CT下穿刺 190件など

専攻科

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