経過にそった悩み



初めての受診 - 医療機関や医師の選択 -

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Q.「これから治療を受けるためにはどの病院や医師がよいか選択に悩んだ。」
病院を選ぶ際の2つのポイント
病院を選ぶ際には、2つのポイントがあります。
(1)自分がどういう医療機関にかかりたいのか
(2)交通の便や経済面への負担はどうか
がんは慢性疾患ともいわれるので、長い経過を見据えて考えましょう。

自分はどういう医療機関にかかりたいか
現在、男性の2人に1人、女性の3人に1人が、がんにかかるといわれています。
厚生労働省は、どこにいても、誰でも安心してがんの治療が受けられるように(がん医療の均てん化)、『がん診療連携拠点病院』の設置をすすめています(平成26年8月現在で、全国407か所の病院が指定されています)。これらの病院は、がんの診断や治療をしていくための条件を満たしているかなど、よく検討され審査されて、指定を受けます。がん診療連携拠点病院を探すとき、国立がん研究センターのがん対策情報センターが実施している『がん情報サービス』のホームページでは、どういうがんを取り扱っているかなど具体的に概要をみることができるので、病院を決めるとき、参考になると思います。
しかし、がんの治療は、がん専門病院でないと受けられないということではありません。試験的治療などの場合には、がん専門病院や大学病院が適していることもありますが、一般の病院でもがんの治療は行われています。
また、がん専門病院や大学病院では、一般病院では治療が難しい患者さんも多いため、予約待ちの期間があったり、外来診療も待ち時間が長く1日がかりになってしまったり、入院待機期間が長くなってしまいがちです。一方で、できるだけ自宅から近い病院にかかりたい、今までかかったことがあり、信頼している先生に診てもらいたいと考える人もいるはずです。
つまり、自分がどういう基準で病院を選ぶかで、検討する医療機関も異なってくるのです。

交通の便や経済的な負担面も検討する
がんは慢性疾患といわれ、長い経過を見据えて検討する必要があります。たとえば、『手術をすれば終わり』ということではなく、手術を受けてもその後定期的に通院し必要な検査や診察を受けていく必要がありますし、治療が終了しても再び治療が必要になる場合もあります。
また、治療によっては、外来で通院治療を行うこともあります。通院治療では、たとえば放射線治療などは毎日通う必要がありますし、抗がん剤治療も毎週行うものもあります。通院をしている間には、体調があまりよくないときもあります。治療で頻回に通院しなければいけないときは、通院の時間が長くなることで疲労が強くなることもあります。家事や育児、仕事をしながら、通院や通院治療をしなければいけないときは、時間の調整や体への負担をできるだけ減らすことを考えなければいけません。
その他には、ご家族が車で送り迎えしてくれる場合でも長期間になると、お互いにとって負担になってしまったり、どうしてもご家族の手があかない場合も起こりえます。
入院の際も、ご自宅の近くであれば、ご家族が仕事帰りなどに顔を出されたり、用事があってもお互いあまり負担に感じずにお願いができます。しかし、遠方ですと、ご家族も時間がとれないと面会に行けないし、面会に行く際の交通費やガソリン代もかかります。
高齢の方ですと、自分の住んでいる所と全く異なる環境におかれることが、大変なストレスになることもあります。
通院時の交通費も、長期間になると負担感が増します。あらかじめ交通費を算出し、経済的な負担にならないか、確認しておきましょう。
通院の際、自家用車など車を使われる方もいらっしゃいますが、公共交通機関(バスや電車等)を利用すると、医療費控除の対象になりますので、公共交通機関(バスや電車等)を利用して通院できる病院を選ぶのもよいかもしれません。タクシー代(やむを得ない場合をのぞく)、自家用車のガソリン代や駐車場代は、医療費控除の対象外になります。
 

参考になるホームページ
(1) 国立がん研究センターがん対策情報センター 『がん情報サービス』
http://ganjoho.jp/
【病院を探す】
http://hospdb.ganjoho.jp/kyoten/
がん診療連携拠点病院の情報を探すには、トップページの右側にあるボタンをクリックし、病院を探す>がん診療連携拠点病院、地域がん診療病院を探すのボタンをクリックします。
国が指定しているがん診療連携拠点病院などの施設について、がんの種類から探す、対応状況から探す、病院名から探す、専門医療職から探す、地図から探すなどさまざまな検索方法で探すことができます。
また、医療機関名をクリックすると、その病院の診療案内の概要や連絡先などが掲載された基本情報があり、他のタブには、がんの種類別の化学療法、放射線療法、手術などへの対応状況やセカンドオピニオンへの対応状況、相談支援センターの詳細情報、各種窓口(セカンドオピニオン、緩和ケア、臨床試験など、またストーマ外来などのがんに関する専門外来の情報)など多くの情報が公開されています。
(2) 日本臨床腫瘍学会 
http://www.jsmo.or.jp/
トップページ左側のフレーム『認定制度』の中の『各種名簿』をクリックすると、『がん薬物療法専門医』の一覧PDFがあります。
(3) 日本放射線腫瘍学会
http://www.jastro.or.jp/customer/
トップページに「放射線治療専門医名簿」のボタンがあり、クリックすると都道府県ごとに確認できます。
(4) 日本乳癌学会  
http://www.jbcs.gr.jp/
トップページ上にあるタブの1つ『日本乳癌学会について』をクリックすると、名簿に『専門医一覧』があります。これを選択すると地域別に乳腺専門医が検索できます。



Q.「担当医の経験、能力が判断できず、安心してまかせられるのか不安だった。」
信頼できる医師とは
信頼できる医師というのは、その人(患者さん)自身の価値基準が入ってきます。自分は、医師に何を求めるのか、責任感がある、人柄がよい、専門的知識・技術を身につけている、説明を十分に行ってくれる、話しやすいなどいろいろあると思います。
このなかで、専門的知識や技術を身につけているという基準は、1つには学会などで認定している専門医資格を参考にすることができます。また、医療機関のホームページに、病院の方針(理念)、診療科の案内、設備のほか、各診療科の詳細な情報や治療実績等が載っていることがあります。
医師には自分の体を預けるわけですから、特に、医師との関係性が気になると思います。ただし、責任感があるとか話しやすいというのは、客観的な指標はなく、判断基準としては難しいかもしれません。
また、医師も人間ですから、関係性が築きやすい場合もあれば、難しい場合もあります。そういうときは、どちらか片方の働きかけが有効に働くことがあります。また、周囲の人が助けになってうまくいく場合も多くみられます。医師との信頼関係は、お互いが築きあげていくものだと思います。
 

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国立がん研究センター がん対策情報センター がん情報サービス
http://ganjoho.jp


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