「がん体験者の悩みQ＆A」では、2003年と2013年に実施した全国調査結果を整理して構築したがん体験者の悩みデータベースを公開しています。このデータベースに基づき、がん体験者の方々の悩みや負担をやわらげるための助言や日常生活上の工夫などの情報ツールの作成等を行っています。
なお、個別の回答やご相談は、仕組み上できかねますので、お困りごとやご相談がある方は、お近くの「がん相談支援センター」をご利用ください。

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9.2.1.1医療機関の体制や専門性に関する不満

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　 私費で治療を1年間実施している。病院でも少し最新の動向や治療法に対して積極的であれば、保険適用で治療できたのではないか。
　 大部屋だったため、無神経な同病者に悩まされた。人間不信に陥って、1日も早く退院したかった。初心者と病院慣れした患者との同部屋等に病院側も少しは気を遣ってもらいたい。
　 院内の人が私の病名を外部の人に言ったこと。
　 病院の対応が遅いことに不満だらけだった。最初ポリープを取った時に引き続き手術してもらいたかった。先生に尋ねても「月1回の会議で手術日を決めるので、今はわからない」と言われ、何か月も不安な日々を過ごした。
　 尿の方だと気付かず1年放っておいた。そのためにがんが進んでしまったのではないか。病院側が泌尿器科も検診するよう勧めてくれたらと思った。
　 1週間に1回の抗がん剤投与が大変。朝早くから血液検査の結果、診察、ケア。薬の投与で先生が来るまでの長い待ち時間、毎回ストレスが溜まる。人件費の問題もあるだろうが、何かよい方法があればと思う。
　 初めはポリープ摘出と言われたが、手術後再発と診断。様々な検査を受けたのになぜがんと手術前にわからなかったのか。東京の病院に転院し、最初の治療の仕方を指摘された。地方と中央の差を少なくできないのだろうか。
　 手術後の今後の治療について、医師の説明を受けたが、オープンに説明がされず、その後の治療方法、医療に対して強く不信感があり、自分の病気を任せられる病院がなく悩んだ。
　 自分で設定したQOLに全然届かない、病院に少しいらいらしているようだ。
　 少し体調の悪い所があると再発を心配し、術部以外の部位についてどこでどのように検診したら良いのか方法など、身体全体について相談するところが見つからない。

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