他入院患者のふるまいや言葉による動揺やストレス

大部屋だったため、同室の人に悩まされた。
3件の体験者の声があります。
同じ病気の人たちが元気で前向きなことに安心すると共に、再発した人から「再発すると完治しづらい」とか「1年以内に再発するとよくない」とか聞かされ、気持ちが揺らいで不安がつのった。
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他の患者の話があまりにも生々しく、耳を覆いたくなることが多々あった。
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助言

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同病者の方や同じ治療を受けた方の話は、時には患者さんにとって大切な気持ちの分かち合いとなり、こころのケアになります。また、同じような経験をしているからこそわかる具体的で細やかな情報が得られることもあります。
けれども、時には、間違った情報、誤解や肥大化して事実と異なる話が耳に入ってくることがあります。

気をつけなければいけないことは、同じ病気でも、人によって治療の効果も副作用も異なるし、がんの顔(性質)も少しずつ異なるということです。また、古い医療情報もあれば、間違った医療情報もあります。うわさ話になると、さらに何人もの人を経て、伝言ゲームのように話が変化してしまいがちです。
人は人、自分は自分と気持ちを整理して、気にしないようにするか、聞きたくないときは、イヤホンをつけてテレビを見たり、ラジオや音楽を聞いて、会話自体に加わらないようにしてもよいでしょう。ただし、この場合は、「ちょっと疲れたので横になります」というように、相手に会話からはずれることを声かけしておきましょう。

社会生活の中では、24時間他人と一緒の部屋で過ごすということは滅多にないことなので、ストレスを感じることは多いと思います。特に、病院に入院しているときは、治療のために体がつらかったり、食事や排泄の状況が通常と異なったりすることがあります。周囲への気兼ねもあり、同時に安静にしていたいのに、安静にできないと感じたりすることもあるでしょう。また、常に詮索されているように感じたり、同室者からのさまざまな言葉がつらいときもあると思います。
もし、可能であれば、毎日1回でもどこか一人で過ごせる場所を見つけてみましょう。デイルーム、談話室、屋上などどこでもかまいません。24時間の共同生活という環境や空間から、自ら意識して抜け出す時間をつくりだしてみます。15分でも30分でも、どこかで一人になれる場所を持つだけで、気持ちが楽になるかもしれません。ただし、少し長くなるようであれば、どこにいるかオーバーテーブルにメモをおいておくとか、担当の看護師に声をかけてから移動しましょう。

大部屋に入院されている方といっても、さまざまです。病気が違ったり、いろいろな治療の段階の患者さんがいらっしゃいます。性格も生活リズムも人それぞれでしょう。あなたが常識と思っていることが、別の人にとっては、常識とは考えていないかもしれません。
そのため、24時間顔を合わせなければいけない同室者とのかかわりで、何か問題が起こることがあります。
だからこそ、大部屋に入院するときは、同室者にも配慮しましょう。部屋のマナーや雰囲気は、“おたがいさま”という部分があり、あなたの方から働きかけて作っていくという気持ちも大切です。

それでも、治療の過程では、安静のため、または調子が悪くて動けないときもあり、吐き気やおう吐などの症状がでるときもあります。たくさんの点滴をしなければならず、トイレの回数が多くなることもあり、室内での排泄を余儀なくされることもあります。ある意味、患者さん同士お互い気をつけても、周囲に気遣ってしまう状況はいつでも起こりうるといえます。
いろいろなことが原因で、同室者にいやみのようなことを言われたという話も聞きます。確かに世の中には、自分の基準や自分の都合だけで、あるいはわがままで行動したり、いろいろ言う人もいます。
けれども、“同室者にも悪いな、迷惑をかけているな”と感じていたり、今のこの状況自体が自分自身にとっても負担になっているときなど、相手の言葉や態度に対して、マイナスイメージで誤解してとらえてしまうことがあります。からだがつらいときは、つらいとはっきり伝えてみること、トイレに関しても自分ではどうしようもない状況であることを伝えてみてもよいでしょう。
ただ、どうしても同室者との間がぎくしゃくして、人間関係がうまくいかずに、強いストレスを感じているようであれば、担当の看護師や病棟師長に相談してみましょう。病室の変更は、調整が必ずつくとは限りませんが、部屋の移動がもし無理でも、第三者が入ることで、同室者との関係性が修復できるかもしれません。



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