「がん体験者の悩みQ&A」では、2003年と2013年に実施した全国調査結果を整理して構築したがん体験者の悩みデータベースを公開しています。このデータベースに基づき、がん体験者の方々の悩みや負担をやわらげるための助言や日常生活上の工夫などの情報ツールの作成等を行っています。
なお、個別の回答やご相談は、仕組み上できかねますので、お困りごとやご相談がある方は、お近くの「がん相談支援センター」をご利用ください。

後遺症(リンパ浮腫等)に対応してくれる病院が探せない

放射線治療の副作用で痛みがあるが、調子が悪いとき大学病院の何科で診察してもらえばよいかわからず、予約する必要もあるので家で我慢してしまう。
1件の体験者の声があります。
リンパ浮腫になった時、どこの病院に行けばよいのか。
1件の体験者の声があります。
右脇腹に痛みを生じ癒着が原因かと思ったが、何科で診てもらえばよいかわからなく放っておいてしまった。
1件の体験者の声があります。
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助言

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治療によって、さまざまな障害や後遺症が残ることがあります。
たとえば、排便や排尿の機能障害(人工肛門・人工膀胱、尿失禁、尿意の変化など)、リンパ浮腫、性機能障害、失声、癒着、ケロイド、神経障害などです。

これらの障害に対する対応(自己管理など)は、担当医や看護師から退院前に説明や指導があると思います。何か困ったことや心配なことがある場合には、まず担当医に相談してみましょう。また、人工肛門の管理などで困ったことがあったら、看護師に相談してみてもよいでしょう。
対処のための方法がある場合もあれば、予防できることは予防しながら、様子をみていくこともあるでしょう。
最近では、日常生活上での管理やケアへの支援として、専門的な知識や技術を持つ看護師が対応する相談窓口や看護外来も増えてきました。
たとえば、人工肛門や人工膀胱などの管理、かぶれ、装具のことなどで困ったら、自分のかかっている病院に、皮膚・排泄ケアの認定看護師がいるか確認してみましょう。また、ストーマ外来があればストーマ外来でみてもらってもよいでしょう。自分の病院にストーマ外来がないときには、がん診療連携拠点病院の相談支援センターで相談してみるか、下記ホームページをご参照ください。
リンパ浮腫に関しても、最近ではリンパ浮腫外来も増えてきました。また、リンパ浮腫に関するホームページは、下記をご参照ください。

情報をどのように探したらよいかわからないときには、がん診療連携拠点病院の相談支援センターに相談してみましょう。相談支援センターには、国立がん研究センターがん対策情報センターが実施する研修を受けた「がん相談員」がいます。相談員は、あなたの話を聞きながら、問題を整理して、情報を探すお手伝いをしたり、情報提供をしてくれたりするでしょう。


 
参考になるホームページ
(1)国立がん研究センター『がん情報サービス』:医療者とよい関係をつくるには
https://ganjoho.jp/public/support/hint/pdf/hikkei_02-01-06.pdf
対話を重ねることで信頼関係を築く、質問事項はメモを持参、担当医との関係がうまくいかないときなどのヒントや注意事項になるような説明が掲載されているPDF版です。
(2)国立がん研究センター『がん情報サービス』:がんになったら手にとるガイド
https://ganjoho.jp/public/qa_links/book/public/hikkei02.html
冊子PDF版(分冊)、電子書籍版などで読むことができます。


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