• （患者本人、70代、女性、肺、2003年版)この病気と一生付き合っていかねばならぬことに悩んた。
• （患者本人、70代、男性、食道、2003年版)今後の人生はがんと共生しなくてはならないのかと悩んだ。
• （患者本人、40代、女性、乳房、2003年版)一生病院やがんとつき合っていかなければならないという思い。
• （患者本人、60代、男性、大腸、2003年版)悪性の場合はどのように対処し、病気（がん）とつき合わなければならないのか悩んだ。
• （患者本人、50代、女性、乳房、2003年版)余生はがんとの共存なのかと悩んだ。
• （患者本人、50代、女性、乳房、2003年版)これから先病気と一緒に歩んでいかないとと思っている。
• （患者本人、60代、男性、食道、2003年版)退院後、1年以内に再手術を受けた人、5年以内に4回の手術（いずれも転移）を受けた人の話を聞くと「俺も負けないぞ」と思う反面、不安がよぎる。残された月日はがんと共生しなければならないのかと思う。
• （患者本人、60代、男性、食道、2003年版)手術しないで治す方法を選択したが、診断から3年で7回の治療を受け、モグラ叩きのように治療しては再発を繰り返している。完治の道、がんとの共存を考えているが、民間療法（アガリクス茸等）、漢方薬等活用しても効果がない。
• （患者本人、70代、女性、骨髄腫、2003年版)生ある間は一生涯上手に付き合っていかなければと思った。
• （患者本人、70代、男性、前立腺、2003年版)これから先どのように病状が進展するのであろうか、完治は望めないとすれば病気と共生する方策について、担当医師の指導を受け、唯一の頼りとして信ずる以外にないと思うようになった。
• （患者本人、50代、女性、乳房、2003年版)今は共存共栄でいこうと考えを変えたが、たまに、このままもっと悪くなって死ぬのではと考えることもある。
• （患者本人、30代、女性、卵巣・卵管、2003年版)がんに治癒はないと医師に言われた。一生病気のことを気にしながら生きなければならないのかと悩んだ。

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【がんとうまく付き合う】

患者さんの悩みの声のなかで、「がんとうまく付き合って」と前向きにとらえている方がいらっしゃいます。「今は」と書かれてあり、治療をされて少し時間が経った方に多い印象です。もちろん最初はこのような気持ちではなかったと思いますが、先に体験された患者さんのこころの状態や対処法を聞くことは、とても参考になります。
がんとうまく付き合うには、からだとこころの両方の声を聞きながら、調和の乱れを早く察知し、無理をせず自分にあった生活を送ることが大切です。

【自分のがんについて知る】

がんは残念ながら、再発したり、転移を起こしたりすることがあります。「がんと共存する」「一生付き合っていく」と時々言われるのは、このように、再発・転移の可能性があることも関係します。そのため、治療が終了した後も、定期的な通院や検査が必要になります。
自分のがんについて知るために、担当医から治療や病状について説明を受け、分からないことは質問しましょう。