• （患者本人、60代、男性、食道、2003年版)精神的な不安。
• （患者本人、50代、女性、乳房、2003年版)不安や落ち込みがある。
• （患者本人、70代、女性、乳房、2003年版)精神的に少々悩んでいる。
• （患者本人、70代、男性、胃、2003年版)転移していたらどうすべきか、自分自身の考え方の整理をどのようにしたらよいかなど、家族のことより自分自身の事について悩んだ。
• （患者本人、50代、男性、肺、2003年版)がんであることで受容する部分としない部分の思いが交錯することがあった。
• （患者本人、60代、男性、膵臓、2003年版)落ち込みや不安や恐怖などの精神的なこと。
• （患者本人、60代、女性、乳房、2003年版)今は日常生活の上ではまだ元気だが、これから先のことを考えるとがんの怖く、とても心配になる。
• （患者本人、70代、男性、肝臓、2003年版)過去15年間に3回発症し、その間家族環境、職業の変化、高齢化などで悩みも一様ではなく、その折々異なった悩みがあった。

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【こころの専門家に相談する】

がんにかかった方の中にも、無事に治療を終えて、社会復帰を果たされる方はたくさんいらっしゃいます。そして、その数は年々増えています。
しかし、がんが命を左右することもある重大な病気であるということは、やはり事実です。
何もしたくないくらい気分が落ち込んだり、再発や転移に対する不安や恐怖を感じたりすることは、ある意味では当然のことです。
ただ、精神的なつらさがずっと続くようであれば、日々の生活にも少なからず影響が出ているのではないかとお察しします。
もし、何週間も、気分の落ち込みから抜け出せなかったり、不安や恐怖が頭から離れなかったりするようであれば、こころの専門家（精神科医、心療内科医、心理療法士など）と話してみることも大切です。
こころの専門家をいきなり訪ねるのは敷居が高いと感じたり、どこに行けば会えるか分からなかったりする時には、まずは、担当医や、『相談支援センター』『医療相談室』の相談員に相談してみるのもよいでしょう。
自分の不安や恐怖を人に打ち明けて、助けを求めることができるのは、あなたの弱さではなく、強さであると考えてください。