「がん体験者の悩みQ&A」では、2003年と2013年に実施した全国調査結果を整理して構築したがん体験者の悩みデータベースを公開しています。このデータベースに基づき、がん体験者の方々の悩みや負担をやわらげるための助言や日常生活上の工夫などの情報ツールの作成等を行っています。
なお、個別の回答やご相談は、仕組み上できかねますので、お困りごとやご相談がある方は、お近くの「がん相談支援センター」をご利用ください。

悩み

今後病状がどう変化していくのだろうかと悩んだ。
16 件の体験者の声があります。

助言

自分の助言集をつくる EPUB形式でダウンロード  印刷用表示

【最も確かな情報を持っているのは担当医】

現在の病状について最も情報を持っているのは、あなたの担当医です。病状について気になる場合には、まずは担当医に相談するのが原則です。
ただ、病気の状況や体の特徴は人それぞれ、異なる部分がたくさんあります。これからの病状の変化については、担当医でも『平均的にはこうです』といった具合に、ある程度の範囲でしか予測できないことも多いのです。また、検査の結果がきちんと出そろっていない段階では、はっきりしたことは言えません。
一般的な病気や治療の経過については、インターネットや書籍でも把握することができます。しかし、あなたの体にその情報が合っているかどうかは分かりません。気になる点があれば、聞きたいことをメモ等に整理してまとめ、担当医に意見をたずねてみましょう。
担当医と話をするときには、信頼する家族や友人に同席してもらうと、安心できますし、あとで情報を確認しあうこともできます。


 
【具体的な未来が見えると不安が軽くなることも】

あなたの中では、今後の病状の変化について“知りたい”という気持ちと、“知りたくない”という気持ちの二つが入り混じっているのかもしれません。
病気とどう向きあうか、最終的に選べるのはあなたしかいません。“知りたい”という気持ちがわいてきたときは、こころが準備を整えた、一つのタイミングだと思います。
病気に関する不安は、そのままにしておくと、悪い方にふくらませてしまいがちです。漠然とした不安を乗り越えるためには、状況をきちんと理解することが出発点になります。
そのうえで、何かしら、あなた自身が自分の力でできそうな、具体的な目標を立ててみましょう。
はっきりとわかる、具体的な目標を、一つずつこなすことの積み重ねが、未来へと続いて行きます。足元を見ながら、一段一段、階段を登っていくような気持ちで、生活や治療を積み重ねていきましょう。


 

ご意見・ご感想

よりよい情報提供を行うために、ご意見やご感想をお寄せください。
いただいた評価やご意見・ご感想は、今後、このコンテンツ(情報のなかみ)に役立たせていただきます。

なお、個別の回答やご相談は、仕組み上できかねますので、お困りごとやご相談がある方は、下記「がん相談支援センター」をご利用ください。

【がん相談支援センター】
お困りごとやご相談がある方は、
●静岡県内の方は、
静岡がんセンター「よろず相談
もしくは、静岡県内のお近くのがん診療連携拠点病院の「がん相談支援センター
●静岡県外の方は、
お近くのがん診療連携拠点病院の「がん相談支援センター
にご相談ください。

【このコンテンツの評価】
※このコンテンツは役立ちましたか?
役立った 少し役立った どちらでもない あまり役立たない 役立たない
※あなたは  患者  家族  医療関係者  行政関係者  その他

【このコンテンツへのご意見・ご感想】
注)自由記述欄への個人情報のご記入はご遠慮ください。


がん体験者の悩みQ&A

がん体験者の悩みQ&A