「がん体験者の悩みQ&A」では、2003年と2013年に実施した全国調査結果を整理して構築したがん体験者の悩みデータベースを公開しています。このデータベースに基づき、がん体験者の方々の悩みや負担をやわらげるための助言や日常生活上の工夫などの情報ツールの作成等を行っています。
なお、個別の回答やご相談は、仕組み上できかねますので、お困りごとやご相談がある方は、お近くの「がん相談支援センター」をご利用ください。

悩み

たびたび貧血状態となり、悩んだ。
2 件の体験者の声があります。

助言

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【貧血時の生活の工夫】

貧血の自覚症状として、倦怠感、めまい、たちくらみ、動悸、息切れ、頭痛、手足の冷えなどが挙げられます。
これらの症状があるときの日常生活の工夫について、お伝えします。

○めまいや立ちくらみがあるときはゆっくり動く
急激な動きは避け、ゆっくりと動くようにしましょう。特に立ち上がるときにめまいが起こりやすいので、上半身を起こして一息ついてから、立ち上がるようにしましょう。
めまい、脱力感、だるさなどの症状があるときは、安静にしましょう。
○運動と休息のバランスをとる
睡眠、休息時間を増やし、十分な休養を心がけましょう。しかし、安静にしてばかりでは、筋力が低下するなどの弊害もあるので、日頃から適度な運動を行うとよいでしょう。それぞれのからだの状態にあわせて、めまいや動悸などの症状がでない程度の軽い運動にし、症状がでたら休憩をとってください。
○冷えがあるときは保温する
肌着を一枚多めにしたり、暖房器具を使ったりして保温してください。手足の冷えがあるときは、靴下や手袋を使うとよいでしょう。ただし、重ね着をしすぎて体を締め付けるのは、逆効果になります。
○リラックスする
気分転換や趣味のことを行って、リラックスしましょう。


 
【食事はバランスよく】

世間で通常に言われる貧血時の食事は、摂取不足を想定していますが、胃切除後の場合は、胃の機能低下があるために起こっているなど、患者さんによって貧血の原因が異なります。
血液をつくるには特定の食品に偏るのではなく、たんぱく質、鉄、ビタミンなどを含んだ食品をバランスよく摂ることが大切です。


 

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