悩み

たびたび貧血状態となり、悩んだ。



助言


【貧血時の生活の工夫】


貧血の自覚症状として、倦怠感、めまい、たちくらみ、動悸、息切れ、頭痛、手足の冷えなどが挙げられます。
これらの症状があるときの日常生活の工夫について、お伝えします。

○めまいや立ちくらみがあるときはゆっくり動く
急激な動きは避け、ゆっくりと動くようにしましょう。特に立ち上がるときにめまいが起こりやすいので、上半身を起こして一息ついてから、立ち上がるようにしましょう。
めまい、脱力感、だるさなどの症状があるときは、安静にしましょう。
○運動と休息のバランスをとる
睡眠、休息時間を増やし、十分な休養を心がけましょう。しかし、安静にしてばかりでは、筋力が低下するなどの弊害もあるので、日頃から適度な運動を行うとよいでしょう。それぞれのからだの状態にあわせて、めまいや動悸などの症状がでない程度の軽い運動にし、症状がでたら休憩をとってください。
○冷えがあるときは保温する
肌着を一枚多めにしたり、暖房器具を使ったりして保温してください。手足の冷えがあるときは、靴下や手袋を使うとよいでしょう。ただし、重ね着をしすぎて体を締め付けるのは、逆効果になります。
○リラックスする
気分転換や趣味のことを行って、リラックスしましょう。


 

【食事はバランスよく】


世間で通常に言われる貧血時の食事は、摂取不足を想定していますが、胃切除後の場合は、胃の機能低下があるために起こっているなど、患者さんによって貧血の原因が異なります。
血液をつくるには特定の食品に偏るのではなく、たんぱく質、鉄、ビタミンなどを含んだ食品をバランスよく摂ることが大切です。


 
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