悩み

抗がん剤治療による手足のしびれが現在でも続き、書くことが好きだったのに嫌いになった。
1 件の体験者の声があります。

助言

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【しびれは改善してくるまで時間がかかります】

抗がん剤の副作用の1つである手足のしびれは、末梢神経の障害で起こります。末梢神経障害は、何種類かの抗がん剤でみられ、抗がん剤の種類によって症状の出方や障害が出現する頻度が異なり、副作用の程度や出現時期にも個人差があります。
治療終了後、症状が改善してくるまでに時間がかかり、なかには一年以上かかる人もいます。また、不可逆性の場合もあります。

症状が続くことでの不安はなかなかぬぐえないかもしれませんが、現在も続いているしびれに対して、しびれをやわらげる可能性のある試みと、日常生活のなかで注意が必要な点についてお話しします。

◎手(指など)がしびれているときは、熱さも感じにくくなるので、湯飲みを持つときや熱い物にさわるときは、火傷に注意する
◎刃物を使うとき、指先がしびれて鈍くなっていることがあるので、けがをしないように注意する
◎足(足先や足の裏など)がしびれているときは、滑りにくい靴をはき、段差は特に気をつける
◎足がしびれているときは、立ち上がるときに力が入りにくいことがあるので、ゆっくり立ち上がるように気をつける
◎カイロなどでの低温やけどに注意する

指先や足先がしびれているときに、これらを動かす(運動する)ことで、しびれがやわらぐことがあります。1日に数回、症状のある手足の筋肉を曲げ伸ばしする運動を数回ずつ行ったり、くるみを2個手掌で転がしたりくるみ大の小さな球を使って手指の運動を行い、神経を刺激してみましょう。また、温めるとしびれがやわらぐことがあります。入浴時など、お湯のなかで、手足の指先を動かしてみてもよいでしょう。


 
【オキサリプラチン(一般名)の場合】

しびれが出る可能性のあるお薬の中で、比較的新しいお薬のオキサリプラチン(一般名)の場合、お薬を投与した直後(数時間から数日)に現れる急性の神経障害と、回数を重ねるごとに現れる慢性の障害があります。このうち、特に急性の末梢神経障害は、寒冷刺激で誘発するといわれており、お薬を使ってから5~7日頃迄は、寒冷刺激を避けることが大切です。

具体的には
◎手洗い:水ではなく温水を使う
◎外が寒い季節は、手袋やマフラー、靴下などをつけ、肌に直接冷たい外気が触れないようにする
◎暑い季節でも、冷房等で室内を冷やしすぎないようにする
◎冷たい飲み物や食べ物は避ける
◎家事などの時には、手袋を使用する
◎ドアノブ、はさみなどの金属製品、冷蔵庫の中のものなど冷たいものには直接手を触れず手袋を使用する
などです。


 

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