「がん体験者の悩みQ&A」では、2003年と2013年に実施した全国調査結果を整理して構築したがん体験者の悩みデータベースを公開しています。このデータベースに基づき、がん体験者の方々の悩みや負担をやわらげるための助言や日常生活上の工夫などの情報ツールの作成等を行っています。
なお、個別の回答やご相談は、仕組み上できかねますので、お困りごとやご相談がある方は、お近くの「がん相談支援センター」をご利用ください。

悩み

放射線治療で肛門が荒れ、排便がつらく今後どうなっていくのか心配。
1 件の体験者の声があります。

助言

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【清潔に保つ】

排便後、清潔を保つことが一番大切です。
トイレットペーパーを使うことは避けて、温水洗浄便座を使って洗い、温風で乾燥させるとよいでしょう。温水洗浄便座がなければ、500ml程度の空のペットボトルに微温湯を準備しておき、おしりを少し前にずらし、後ろから微温湯を流して洗ってもよいでしょう。あるいは、ノンアルコールのお尻拭き(ウエットティッシュ)で、やさしく押さえて汚れを拭くようにして下さい。
放射線治療の影響で、肛門が荒れている症状は、治療後、時間がたてば改善してきます。
肛門が荒れていると、排便時に痛みがあり、排便することがつらいと思います。下痢を起こしていると清潔が保ちにくく、一方、便秘では肛門を傷つけやすく、悪循環に陥りがちです。
荒れている皮膚を保護する軟膏などの薬について、担当医に相談してみて下さい。
便の硬さや回数のコントロールも大切で、場合によっては、食事内容の見直しが必要かもしれません。下痢のとき、水分を控えがちですが、脱水予防のために、やや多めに摂ったほうがよいでしょう。


 

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