悩み

放射線治療で肛門が荒れ、排便がつらく今後どうなっていくのか心配。



助言


【清潔に保つ】


排便後、清潔を保つことが一番大切です。
トイレットペーパーを使うことは避けて、温水洗浄便座を使って洗い、温風で乾燥させるとよいでしょう。温水洗浄便座がなければ、500ml程度の空のペットボトルに微温湯を準備しておき、おしりを少し前にずらし、後ろから微温湯を流して洗ってもよいでしょう。あるいは、ノンアルコールのお尻拭き(ウエットティッシュ)で、やさしく押さえて汚れを拭くようにして下さい。
放射線治療の影響で、肛門が荒れている症状は、治療後、時間がたてば改善してきます。
肛門が荒れていると、排便時に痛みがあり、排便することがつらいと思います。下痢を起こしていると清潔が保ちにくく、一方、便秘では肛門を傷つけやすく、悪循環に陥りがちです。
荒れている皮膚を保護する軟膏などの薬について、担当医に相談してみて下さい。
便の硬さや回数のコントロールも大切で、場合によっては、食事内容の見直しが必要かもしれません。下痢のとき、水分を控えがちですが、脱水予防のために、やや多めに摂ったほうがよいでしょう。


 
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