「がん体験者の悩みQ&A」では、2003年と2013年に実施した全国調査結果を整理して構築したがん体験者の悩みデータベースを公開しています。このデータベースに基づき、がん体験者の方々の悩みや負担をやわらげるための助言や日常生活上の工夫などの情報ツールの作成等を行っています。
なお、個別の回答やご相談は、仕組み上できかねますので、お困りごとやご相談がある方は、お近くの「がん相談支援センター」をご利用ください。

悩み

からだのだるさが抜けず、気力がでない。
14 件の体験者の声があります。

助言

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【適度な運動】

治療中、治療後に、体力低下やだるさを訴える患者さんは半数以上、なかには7割以上という報告もみられます。その原因には、副作用症状など治療による体への負担、また治療によって活動量が少なくなったことによる筋力低下、不安や心配事といったこころの面など、いろいろなことが関係しています。
体力低下を防いだり、体力をつけたりするには、適度な運動が勧められます。自転車や水泳は、膝や股関節にかかる負担が少ない利点があります。ウォーキングは、これまでに運動の習慣がない方でも比較的行いやすいと思います。病気の状況や体力に応じて、活動の程度、時間を調節してください。


 
【つらい気持ちを抱え込まない】

体力をつけるためには、毎日あるいは週何回というように、運動を継続しなければと考えがちです。回数や継続ということは後回しにして、1日限りの気持ちで出かけてみてはいかがでしょう。普段と違う景色を見たり、外の風にあたったりすると、気分が少し回復することがあります。
誰かと一緒に散歩をするのもよいでしょう。出かけやすくなりますし、散歩中にそれぞれ別の発見をしたり、違った面に気づいたりすることがあります。
つらい時、自分の気持ちを受けとめてくれる人、家族や何でも話せる友人の力を借りてください。
不安に思っていることや揺れ動く思いを聴いてもらうことも、気持ちを楽にします。一人で、つらさを抱え込まないで、周囲の人に話してみましょう。


 

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