「がん体験者の悩みQ&A」では、2003年と2013年に実施した全国調査結果を整理して構築したがん体験者の悩みデータベースを公開しています。このデータベースに基づき、がん体験者の方々の悩みや負担をやわらげるための助言や日常生活上の工夫などの情報ツールの作成等を行っています。
なお、個別の回答やご相談は、仕組み上できかねますので、お困りごとやご相談がある方は、お近くの「がん相談支援センター」をご利用ください。

悩み

胸水が溜まって、咳がでて、呼吸が苦しいときもある。
4 件の体験者の声があります。

助言

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【胸水とは】

胸水とは、肺を包む2層の胸膜の間に液体が過剰に貯まった状態を指します。正常でも少量の液体があり、胸膜の動きをなめらかにして、呼吸運動を助けています。大量に胸水が貯まると、肺が広がったりしぼんだりしにくくなり、息苦しさなどを起こします。
症状をやわらげるため、胸水を抜きとる処置が行われることもあります。
呼吸器の症状があらわれたり、症状が強くなったときは、医師の診察を受けて下さい。


 
【深くゆっくり呼吸をする】

浅い呼吸をたくさんするよりも、深くゆっくり呼吸をするほうが、たくさん酸素を取り入れることができます。
呼吸法を練習してみましょう。もし呼吸が乱れて、苦しい感じがしたら休んでください。呼吸の練習はリラックスして行うことが大切です。

(1) 手をお腹におき、十分に息をはきだしてから始めます。
(2) 口を閉じて、鼻から深く呼吸します。お腹が盛り上がってくることを手で確認し、肩が上がらないように意識します。頭の中で「1、2」と数えながら行ってみましょう。
(3) 口をすぼめてゆっくり息を吐き出し、お腹をもとにへこませます。息を吐くときは、吸うときの2倍以上の時間をかけることが目標です。
(4) これを数分間、繰り返してみましょう。


 

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