「がん体験者の悩みQ&A」では、2003年と2013年に実施した全国調査結果を整理して構築したがん体験者の悩みデータベースを公開しています。このデータベースに基づき、がん体験者の方々の悩みや負担をやわらげるための助言や日常生活上の工夫などの情報ツールの作成等を行っています。
なお、個別の回答やご相談は、仕組み上できかねますので、お困りごとやご相談がある方は、お近くの「がん相談支援センター」をご利用ください。

悩み

もう余命は長くないと思い、身辺整理等に気を遣った。
12 件の体験者の声があります。

助言

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【万一に備えることは、病気に向き合う力にもなる】

自分に万一のことがあった場合を考えて、情報を得たり、準備をしたりすることは、特別なことではありません。
がんという病気の有無にかかわらず、人生の節目で、自分の死後のことについて考え、遺書を書くという方もいらっしゃいます。
家族や親しい人たちのことを想い、自分の死後のこと、葬儀のことについて考えるのは、ごく自然なことです。
患者さんの中には、身辺整理をし、死後の気がかりを断つことで、こころが落ち着き、がんと向き合う力が出たという方もいらっしゃいます。
ただ、ご家族は死に関することなどを話すと、「そんなことは言わないで」とおっしゃるかもしれません。しかし、死後のことは、ご家族あってのことです。気がかりを整理しておきたい、というあなたの気持ちを伝え、協力してもらいましょう。
あなたの願いがきちんと伝わるように、遺言書を作成しても良いでしょう。法的に効力のある遺言書を作成するには、一定の書式や手続きが必要です。書籍等も出版されているので、参考にされても良いでしょう。
遺言の作成について相談に応じる専門家として、行政書士がいます。


 
参考になるホームページ
法テラス:法律に関するさまざまな情報や相談窓口
https://www.houterasu.or.jp/
国が設立した公的な法人で、法律に関するさまざまな情報等を提供しています。また、相談窓口の検索のページもあります。

 

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