悩み

これからの治療に対して不安や恐怖があった。
63 件の体験者の声があります。

助言

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【わからない点、不安な点を担当医に確認する】

治療前は、これからの治療効果への期待とともに、合併症や副作用などへの不安があると思います。むしろ、期待より不安の方が大きいかもしれません。治療に伴うつらさなどへの不安や悩みがある場合、その根底には治療への理解が不十分であったり、未知の事柄への漠然とした不安があったりします。
治療を行う前には、患者さんが治療に耐えられるか、治療に影響する病気はないかなど、多方面から検討します。そして、治療による合併症や副作用をできるだけ予防し、もし起こった場合にも早めに適切な対応を行います。患者さんが安定した気持ちで治療にのぞめるよう、担当医、看護師、他スタッフらで支えます。

ご自身の治療について、わからない点は、納得いくまで担当医に確認してください。がんや治療法について書かれた本を読んだり、インターネットで調べたりするのも良いでしょう。


 
【頭の中を整理する】

自分の頭の中を再整理してみてください。あなたは、担当医から病気や治療についてどのような説明を受けましたか。一緒に説明を受けたご家族が近くにいらっしゃれば、担当医の説明内容をお互いに確かめ合ってみると良いでしょう。また、説明の際に書いてもらったメモや資料があれば、それを見ながら話し合うのも良いでしょう。

具体的に説明された内容を振り返りながら、メモに書き留め整理してみると、自分の中で不安に思っていたこと、気がかりなこと、聞きそびれてしまったことなどが具体的にでてくると思います。
頭の中で整理していった後は、具体的にイメージできた不安な点、気がかりな点、不明な点をかじょう書きなどにして、外来時に担当医に確認してみましょう。
また、自分の状況に合わせて、病気や治療法について書かれた本を読んだり、インターネットで調べたりしてみましょう。

例えば以下のことを確認してみましょう。

◎手術について
○ どういう手術をするのか
○ 危険性や機能障害、合併症などの可能性はどうなのか
○ 退院後、日常生活や社会生活に出る影響は
○ 入院後の予定表

◎抗がん剤治療について
○ どういう薬の組み合わせなのか
○ 効果や副作用はどうなのか
○ 治療の期間と間隔
○ 入院して行うのか、外来で行うのか
○ 日常生活や社会生活に出る影響は

◎放射線治療について
○ 期待される効果や副作用は
○ 治療の予定表
○ 日常生活や社会生活での注意点 など


 
【病気や治療についてインターネットから得られる情報】

病気や治療について、インターネットの情報として、以下のようなサイトが参考になると思います。
インターネットは、多くの情報を入手できる利点がありますが、同時にその情報が正しい情報か、判断が難しいという欠点もあります。特に、病気や治療についてはできるだけ最新の情報、そして正確な情報かを見極める、慎重な選択が必要です。

<注意すべき点>
情報を探す時に、注意しなければいけないのは
◎ 情報発信者が明確になっているか
◎ 一方的に偏った情報ではないか (良いことばかり書いてある)   
の2つです。 

インターネットから情報を得ることに慣れていない場合や医療に関してほとんど知識がない場合は、まず公的機関が発信する情報を中心に情報を探しましょう。


 
参考になるホームページ
(1)国立がん研究センター がん情報サービス:それぞれのがんの解説
http://ganjoho.jp/public/cancer/index.html
国立がん研究センター『がん情報サービス』の『それぞれのがんの解説』で、がんの部位別に、基礎知識、診療の流れ、検査・診断、治療、生活と療養、転移・再発などの情報があります。
(2)がん情報サイト ::PDQ日本語版(米国国立がん研究所のがん情報サービス)
http://cancerinfo.tri-kobe.org/
がん情報サイトには、『PDQ日本語版 がん情報要約』、『がん用語辞書(PDQ』などの情報があります。
『PDQ日本語版 がん情報要』は、治療(成人、小児)、支持療法と緩和ケア、スクリーニング(診断と発見)、予防、遺伝学的情報、補完代替医療の情報があり、それぞれ『患者様向け』と『医療専門家向け』の2つのボタンがあり、より詳しい情報は『医療専門家向け』から得られます。

 
【つらさをやわらげる対応】

治療は痛みを伴ったり、発熱や吐き気、食欲不振が出たりと様々な副作用があります。その時の体調や治療の範囲によっても、出方が異なると思います。
治療に伴うつらさや副作用に対しては、副作用や合併症を予防する対策やつらさをやわらげるサポートをしていきます。つらいことがあれば、伝えてください。
治療は、患者さんと医療者との協働作業です。伝えることで、より適切な対応を行うことができるのです。


 
【病気や治療に向けて自分が行ったことを再理解する】

治療を受ける前は、どういうものかイメージがつかないため、いろいろと悪い方へ考えてしまいがちです。また、自分が選んだ治療であっても、これで良いのかと迷いや不安が生じやすくなります。治療に関して不安を覚えたり、ご自分の未来を思い、つらくなったりしても当然かもしれません。
ただ、これから受ける治療は、あなたにとって現段階で、総合的に最善だと判断された治療だと思います。治療についてわからない点があれば、担当医に確認することは大切ですが、先のことはその時に、今自分は、先生や家族と共によく考え、自分にとって一番良い治療を受けるのだと、治療を決めた自分自身を認めてあげましょう。


 
【つらい気持ちが落ち着かないときには】

どうしても気持ちが落ち込んでしまったり、一日中ふさぎこんだ状態が続いたり、眠れない日々が続くようであれば、家族や何でも話せる友人に、不安に思っていることや揺れ動く思いを聴いてもらうことは、気持ちを楽にします。一人でつらさを抱え込まないで、周囲の人に話してみましょう。

つらさや不安をためこまないで、時々気持ちを外に解き放してあげることは、自分のこころのケアとして大切なことです。
ただ、身近な人だとどうしても話しにくいこともあるかもしれません。心配かけてはいけないと相手を気遣って、言えないこともあります。
そういう場合は、電話相談のある相談窓口などを利用してみましょう。相手の顔が見えない方が気持ちを出しやすいかもしれませんし、身近な人でない方が気遣いせずにすむかもしれません。


 
参考になるホームページ
(1)国立がん研究センター がん情報サービス:がん相談支援センターを探す
http://ganjoho.jp/public/consultation/index.html
がんに関する心配事や知りたい情報を電話で相談できるがん情報サービスサポートセンターについて、また、全国のがん診療連携拠点病院や小児がん拠点病院、地域がん診療病院にある、がんの相談窓口である『がん相談支援センター』に関する説明などが掲載されています。
(2)国立がん研究センター がん情報サービス:がんの相談
http://hospdb.ganjoho.jp/kyotendb.nsf/fTopSoudan?OpenForm
がん診療連携拠点病院に設置されているがん相談支援センターを病院名や地図などから探すことができます。概要リストで、各医療機関での相談支援センターの名称、相談・問い合わせ先の電話番号、対応時間などを確認できます。また、施設ごとの相談支援センター名を押すと、電話番号や受付時間、相談方法、相談員の職種、就労支援の状況、ピアサポートなどさらに詳しい情報を確認することができます。
(3)公益財団法人 日本対がん協会:がん相談
http://www.jcancer.jp/
日本対がん協会のホームページです。『がん相談・サポート』のページでは、がん相談ホットライン、医師による面接相談、医師による電話相談、社労士による相談の4種類の相談の電話番号がと、よくある質問などが掲載されています。『がん相談ホットライン』は、看護師やソーシャルワーカーが電話でお気持ちを聴いたり、困りごとの相談に対応しています。医師による相談は、電話相談、面接相談とも事前予約が必要になります。

 

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注)なお、インターネット上での個別相談はお受けしておりません。ご相談のある方は、静岡がんセンター「よろず相談」、もしくはお近くのがん診療連携拠点病院の「がん相談支援センター」にご相談ください。

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