• （患者本人、30代、女性、子宮、2003年版)がんに対しての知識がなく担当医とうまくコミュニケーションがとれず、聞きたいことはといわれても困ってしまい、あわてて手術をしてしまった感がある。

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【治療を選択するとき、整理してみましょう】

1.　なぜその治療が提示されたのか、　なぜその治療が必要なのか
担当医は、患者さんのがんの性質や進み具合、臓器の状態、体全体の状況などを十分考慮した上で、治療法を説明すると思います。
治療を決める時には、現在の病気の状況、自分の体全体の状況を十分理解する必要があります。

2.　治療の効果

○　治療の効果はどのくらい期待できるのか。
○　治療の目標はどこにあるのか。

3.　治療の副作用、合併症など

○　手術であれば、合併症、後遺症の起こる可能性はどうか。
○　薬物療法や放射線治療では、どういう副作用が、いつ頃起こり、どのくらいの期間続くのか。
○　副作用に対して、どういう対応策があるのか。
○　今後の日常生活にどういう影響が出ると考えられるのか。

4.　治療のスケジュール

○　通院治療なのか、入院治療なのか。
○　どういうスケジュールになるのか。

5.　治療の費用

○　保険適用なのか、保険適用外の自費診療になるのか。
○　どのくらいの費用がかかるのか。

6.　日常生活・社会生活とのかねあい

○　仕事、家事・育児、趣味、性生活など、自分が大切にしていたり、社会での生活の中で、治療により影響が出ると考えられることは何か。

7.　その他

○　通院の際の交通手段、交通費はどうか。