悩み

がんについての知識がないため、医師に質問もできず、あわてて治療法を決めてしまった。



助言


【治療を選択するとき、整理してみましょう】


1. なぜその治療が提示されたのか、 なぜその治療が必要なのか
担当医は、患者さんのがんの性質や進み具合、臓器の状態、体全体の状況などを十分考慮した上で、治療法を説明すると思います。
治療を決める時には、現在の病気の状況、自分の体全体の状況を十分理解する必要があります。

2. 治療の効果

○ 治療の効果はどのくらい期待できるのか。
○ 治療の目標はどこにあるのか。

3. 治療の副作用、合併症など

○ 手術であれば、合併症、後遺症の起こる可能性はどうか。
○ 薬物療法や放射線治療では、どういう副作用が、いつ頃起こり、どのくらいの期間続くのか。
○ 副作用に対して、どういう対応策があるのか。
○ 今後の日常生活にどういう影響が出ると考えられるのか。

4. 治療のスケジュール

○ 通院治療なのか、入院治療なのか。
○ どういうスケジュールになるのか。

5. 治療の費用

○ 保険適用なのか、保険適用外の自費診療になるのか。
○ どのくらいの費用がかかるのか。

6. 日常生活・社会生活とのかねあい

○ 仕事、家事・育児、趣味、性生活など、自分が大切にしていたり、社会での生活の中で、治療により影響が出ると考えられることは何か。

7. その他

○ 通院の際の交通手段、交通費はどうか。


 
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