実験動物管理室
動物実験を通して、がんの診断や治療に結びつく研究をします。
研究内容・課題
研究内容(目的)
実験室での試験管を用いた研究と臨床現場をつなげるために、どうしても動物実験が必要な場合があります。
私たちは、動物実験を通して、抗がん薬の効果判定、免疫療法の開発、腫瘍マーカーの探索を行っています。
また、特殊な遺伝子改変動物を用いた腫瘍モデルマウスを作出し、新しい治療法の開発を目指します。
研究課題
(1)腫瘍マーカーの開発
前立腺がんの新規腫瘍マーカーの探索とユーイング肉腫腫瘍マーカーの分泌様式に関する研究を行っています。
(2)腫瘍モデルマウスの作出
最も代表的ながん抑制遺伝子TP53について、プロジェクトHOPEで新たに見つかった遺伝子変異をもつマウスを作出しています。この遺伝子改変マウスでは、がんが発症して早期に死亡することが明らかになってきています。
(3)新しいドラッグ・デリバリー・ツールの開発
ある蛋白質のユニークな生物学的特性に着目し、ドラッグ・デリバリー・ツールとしての研究開発を行っています。
研究スタッフ
実験動物管理室 室長 丸山 宏二(まるやま こうじ)
k.maruyama | ||
専門分野 | 実験動物学、分子生物学、腫瘍免疫学 |
実験動物管理室 会計年度任用職員研究員 髙橋 優
実験動物管理室 技術員 髙橋 直紀