若手職員の声

2018年掲載
平成28年度入職 杉田かおり

 入職してからもうすぐ2年、まだまだ力不足と感じることも多くありますが、現在は一通りの業務をこなせるようになりました。がんセンターに勤める薬剤師の大切な業務の1つである抗がん剤のミキシング業務ではカリキュラムに基づいた教育が行われています。正確性、安全性に加えて、効率も求められる現場での研修により自分の技術に自信を持てるようになりました。日々の業務の中ではがんに特化した知識が求められることも多く、まだまだ知識や経験が必要であると感じることも多いですが、専門性の高い先輩薬剤師からのアドバイスや、学会参加などにより、学びたいと感じたときにそれを後押ししてくれる環境はとても心強いです。

 また、外来の患者さんへ内服抗がん剤や医療用麻薬が初めて処方された際に行う薬剤師からの初回説明では、自分も薬剤師としてチーム医療に携わっているということを実感することができます。はじめのころは患者さんからの質問に答えられなかったらどうしようと不安に感じていましたが、1つ1つ知識や技術を身につけていくうちにその不安は薬を正しく安心して使えるように少しでも役に立つことを伝えたいという思いに変わりました。日々の業務の中で、患者さんからの「知らなかった、聞いておいてよかったよ。」という言葉はとても励みになっています。

2019年掲載
平成30年度入職 池内晶哉

 静岡がんセンターに入職して恵まれていると思ったことは、お手本となる先輩が大勢いることです。最初は自分のことだけで手一杯でしたが、入職してからちょうど1年が経過し、だんだんと先輩たちの業務に臨む姿勢が見えてくるようになりました。その中で強く感じるのは、「研究」も薬剤師の大切な仕事だということです。日常業務の中で生じた問題点から研究テーマを見出し、解決に向けた取り組みを論文として発表することによって、多くの患者さんの治療に貢献できる可能性があります。
 静岡がんセンターでは「研究」熱心な先輩が多く、毎年多くの学会発表や論文投稿を行っていて、アドバイスをいただけます。先輩だけでなく、一緒に認定薬剤師や専門薬剤師を目指す同期がいるのはとても心強いです。また、学会や研修会に公費で参加できるので、最新の知識を身に着けることもできます。このような環境で働けることは、とても幸せなことだと感じています。
 私が薬剤師を目指すきっかけとなったのも病気で苦しむ患者さんを救いたいという思いからです。「自分が研究したことで1人でも多くの患者さんが救われて欲しい」という思いを大事に、これからも努力していきたいです。

平成30年度入職 諏訪晶代

 静岡がんセンター薬剤部に入職して約1年が経ちました。

 学生最後の年は薬剤師国家試験合格のために猛勉強し知識をたくさんつけたつもりでしたが、実際に臨床の現場に立ってみると知らないことだらけ、わからないことだらけで、周りの先輩が教えてくれたり、一緒に考えてくれたり、勉強の毎日です。

 現在は一通りの業務をこなせるようになりましたが、研修の段階では教育担当の人や周りの先輩薬剤師の方がひとつひとつ段階を追って指導してくれました。特にほかの病院に比べがんセンターで多い抗がん剤の調製業務では暴露対策や手技、調製方法、各抗がん剤の特性など1か月以上かけて研修が行われるので、研修が終わったときには自信をもって業務ができるようになりました。

 また、静岡がんセンターの特徴のひとつとして、入院患者さんの持参薬を病棟薬剤師ではなく、持参薬コーナーの薬剤師が一括して問診、鑑別を行っています。当院採用以外の薬剤の知識や、患者さんごとに異なる薬の管理方法やコンプライアンス、手術目的などで入院の患者さんは休薬の確認など、短い時間で的確に必要なことを聞き出さなければならず、難しい業務ではありますが、やりがいを感じます。また、患者さんから聞き出した情報を医療スタッフ間で共有し、よりよい治療、指導へつながるよう日々試行錯誤しながら業務についています。

 今後も患者さんのためになるように日々勉強して知識をつけていき、今まで先輩方から教わってきたことを、次は私が後輩や患者さんに伝えていけるようになりたいと思っています。

平成30年度入職 原岡紅葉

 社会人1年目が終わり、2年目となりました。昨年を振り返ってみると、1日1日の時間経過がとても早く、あっという間に感じました。最初は右も左も分からず、ゼロからのスタートでしたが、1年経った今、出来る業務が少しずつ増えてきました。先輩方と比較すると、まだまだ知識の少なさや力不足を感じることが日々ありますが、先輩にサポートしていただきながら励んでいます。
 静岡がんセンターでは、日々の業務の中で、特にがん化学療法や抗がん剤について学べることがたくさんあります。1年目の業務内容はルーチンワークを身に付けるため、内服薬・注射薬の調剤・監査をメインに業務して、次に抗がん剤のミキシング等も徐々に行いました。外来処方せんの枚数は多い日だと、600枚を超える日も珍しくありません。こなしていかなければならない業務は多いですが、忙しい中でも充実した毎日を過ごしています。外来処方を患者さんにお渡しする窓口業務では、最初は自分の持つ知識の範囲で対応できるか緊張しましたが、今では限られた短い時間の中で患者さんと行うコミュニケーションの時間を大切に、また患者さんにとって有意義な時間となるように日々努めています。
 まだまだ未熟者で、迷惑をかけてしまうことや失敗することもありますが、経験と知識を積み重ねていけるよう、患者さんだけでなく同じ薬剤師や他職種の方にも頼られるような薬剤師を目指して取り組みます。

2020年掲載
令和2年度入職 稲葉文香

 私は、2年間、大学付属の中規模総合病院にてレジデントを経験した後、静岡がんセンターに就職しました。
 がんセンターは一般病院と異なり、高度がん専門医療機関として、がん治療に関連する多くの治験を扱っていることや最新のエビデンスに基づき治療を行うだけでなく、そのエビデンスを作る立場の病院であることが特徴と考えます。なかでも、静岡がんセンターは、緩和医療も積極的に行っており、麻薬を扱うことも多くあります。はじめは、ハイリスクな上、高価な医薬品をより多く扱うため、大変緊張しましたが、教育研修期間を経て、徐々に知識もつき、業務にも慣れてきました。
 入職してから8か月、病態に合わせた薬物治療の評価などでは知識経験の不足を感じ、また、スピード感といった面では力不足を感じと、先輩の意見やアドバイスを聞きながらまだまだ勉強の毎日ではありますが、専門資格を持つ薬剤師を筆頭に士気の高い先輩が周りに多くいることは、刺激にもなり、また安心できる環境でもあると感謝しています。
 患者さんの薬物治療が安心安全に、かつ、快適に行われるようにまずは基本的な業務をしっかり身に着けていきたいです。まだ経験したことのない業務もあり、できる業務が増えていくことは今の楽しみでもあります。今後、一人ひとりの患者さんに向き合い、総合病院での経験も活かしてがん治療のみならず多角的な視点で、患者さんを支援していける薬剤師を目指したいと思います。

令和2年度入職 倉田陽加

 病院薬剤師として働き始めて、8か月が経過しました。
 現在は主に調剤室や注射薬センターで業務を行っています。まだまだ知識も経験も浅いと感じますが、日々経験から学び、内省しつつ業務にあたっています。
 業務を行う中で、人の命にかかわる仕事であるが故のやりがいと責任の重さを実感する場面が多くあります。特に麻薬や抗がん剤を初めて使用する方への服薬説明では、患者さんにとって治療がどの段階にあるのかを把握し、薬剤や治療に対する患者さんの思いと向き合いながら支援する必要があるため、患者さんごとに異なる難しさを感じます。
 説明に入るにあたり、臨床経験が豊富な先輩薬剤師の説明を見学させてもらったり、自分が患者さんに指導するところを見てもらって補足やアドバイスを頂いたりして、たくさん学ぶ機会を頂きました。
 また、抗がん剤のレジメンチェック業務も行っています。レジメンとは抗がん剤や輸液の投与量、投与方法、投与順などの治療計画のことを指します。薬剤師が治療前に患者カルテを参照してレジメンを確認することで、医療ミスを防止することや治療に伴う有害事象の予防・軽減に繋げることを目的として行っています。レジメンチェック業務では、今までに調剤・監査の経験がない抗がん剤治療にも触れることが出来ます。そして、調剤・監査時より時間をかけて患者さんの経過を追っていくことが出来るという点で毎回新たな学びがあります。業務の中で疑問点は資料・書籍で調べたり、先輩薬剤師に指導して頂いたりして大変恵まれた環境で業務させてもらっています。
 患者さんや医療従事者に情報を提供するには日々のコミュニケーション・勉強が必要だと痛感しています。今後もいろいろなことに積極的に取り組み、勉強して患者さんへの貢献に結び付くよう努力したいと思います。

令和2年度入職 井澤駿

 入職してから半年ほどが経過しました。入職した直後は何もわからず、先輩方に助けられる場面が多々ありました。現在は、少しずつ業務を覚えてきて、自分でできる仕事の幅が広がりつつあります。そこまで成長できたのも、丁寧に指導してくださった先輩方のおかげであると感じています。
 入職して思ったことは、毎日がん治療に関する新しい知識に触れることができているという点です。入職したばかりのころは、分からないことがたくさんありました。例えば、ある抗がん剤のレジメンに対して行う標準的な支持療法は何か、数種類ある吐き気止めの使い分けは何かなどがあります。そのようなことについて、カルテや薬剤部内に保管してある多種多様な資料を用いて調べたり、がん治療に精通した先輩に気軽に聞いたりして学んでいき、調剤、監査時にその知識を少しずつ活かすことができています。まだまだ分からないことはたくさんありますが、そういった恵まれた環境で業務ができていると思います。
 現在は知識がまだまだ不足しており、周りの方々に助けていただいている状況ですが、日々の勉強を欠かさないことで、薬剤師としての経験を積んでいき、自分の出来る事を徐々に増やしていきたいと考えています。そして、最終的には患者さんだけでなく、仕事に関わる様々な方々を助けられる薬剤師になりたいです。

令和2年度入職 加藤優希

 静岡がんセンターに入職し、8か月が経ちました。私は、学生時代にがんセンターに入職したい、と決心してから抗がん剤についての知識ばかりを深めなければならないと思っていました。もちろん抗がん剤についての知識は必要ですが、入職してからは抗がん剤以外の抗菌薬や糖尿病薬など他の薬についての知識も大変重要であることを痛感しています。
 静岡がんセンターでは恵まれたことに、がんについての知識だけでなく、他の分野についての知識も豊富な先輩がたくさんいらっしゃいます。入職してから3か月の研修期間は、主に内服薬及び注射薬の調剤のやり方と同時に、薬の作用や使い方についても臨床の現場を踏まえて教えていただきました。例えば、どうしてこの薬が処方されているのか、この日数でよいのか、配合変化は問題ないかなど、調剤時に先輩から問いかけが多くありました。たとえその場でわからなくてもすぐに答えを教えてもらうのではなく、まずは自分で考えて答えを出して、レポートに記載し、フィードバックをいただきました。その過程で処方せんや電子カルテ、書籍などから得られる情報の見方についても学ぶことができました。DI室の書架にも多くの分野の書籍があり、勉強したいときにいつでも本を手に取ることができるのも魅力の一つだと思います。
 また、高カロリー輸液や抗がん剤のミキシング業務においては先輩がインストラクターとしてついて下さり、基本となるミキシングの手順から各種薬剤の特徴、ミキシング時の注意点について細かく研修してから独り立ちとなります。研修中の毎日のレポートは大変ですが、自分がその日に学んだことや苦手なことを文字に起こすことで再確認でき、自分の調製手順の向上に活かしていくことができます。
 まだまだ薬剤師として半人前ですが、まずは様々なことを経験して正しい知識を積み重ねていくことで患者さんからもスタッフからも信頼される薬剤師になれるよう、努力していきたいです。

令和2年度入職 川口真由

 静岡がんセンター薬剤部に入職して8ヶ月が経ちました。薬剤師に必要な知識は幅広く、まだまだ知識不足・経験不足を痛感することばかりですが、それでもそれぞれの患者さんに合わせた薬の使い方など、毎日新たな学びや発見があり充実した日々を送っています。はじめはわからないことばかりで失敗してしまうことも多かったですが、教育担当の先輩薬剤師の方が業務について一から丁寧に教えてくださり、学んだことや失敗してしまったことを日々レポートに記載し振り返ることで、少しずつではありますが成長を実感することができました。現在は先輩方にサポートしていただきながら、主に内服薬・注射薬の調剤・監査、レジメンチェックといった業務に取り組んでいます。
 高カロリー輸液や抗がん剤の調製業務に関しては、カリキュラムに沿った研修が行われます。先輩方に様々な視点からアドバイスをいただくことで、日々復習・改善を繰り返し、より適正な手技を獲得していくことができます。
 また、当院では、医療用麻薬や経口抗がん剤が初めて処方された患者さんに対して、その薬の使い方や副作用等について薬剤師から説明を行っています。患者さんに薬を適正に使っていただき、少しでも薬に対する不安を軽減するためには、どう説明するのが良いのか、患者さんとお話しさせていただくなかで多くのことを学びます。このような患者さんとお話しさせていただく貴重な機会を無駄にすることなく、次につなげていくことが大切だと感じています。
 また、学びたい、成長したいという気持ちを後押ししてくれる環境が整っていることは大変心強く感じます。その環境を生かし、努力し続けていくことが成長への近道だと実感しています。
 患者さんやそのご家族の力になりたいという気持ち、命にかかわる仕事であるという責任感を忘れずに、薬の専門家としてチーム医療に貢献している先輩方に少しでも近づけるよう、日々多くのことを吸収し成長していきたいと思います。

薬剤部

薬剤部