「がん体験者の悩みQ&A」では、2003年と2013年に実施した全国調査結果を整理して構築したがん体験者の悩みデータベースを公開しています。このデータベースに基づき、がん体験者の方々の悩みや負担をやわらげるための助言や日常生活上の工夫などの情報ツールの作成等を行っています。
なお、個別の回答やご相談は、仕組み上できかねますので、お困りごとやご相談がある方は、お近くの「がん相談支援センター」をご利用ください。

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9.1.1.4体調変化を告げるが伝わらない、対応が遅い

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  腫瘍マーカー値が上がり始め、再発の心配が起きた時、現在もマーカー値は安定していないが、医師は様子を見ましょうと治療など行わず、医師に対する不信感が少しあった。
  1か月ほど1日中痛みがひどく、1か月検診で医師に症状を訴えても「私が切ったわけではないので」と言われ、その他の症状も聞いてくれず、日々悶々と悩んでいた。
  CEAが上昇したが医師に「たばこを吸っても上がるから」と毎回診察で言われた。気休めかもしれないが何が原因か早く早く知りたかった。結局胸椎に再発していると診断、きちんと通院していたのにどこに再発したかわかるまで時間がかかった。
  リンパ浮腫が出てきているが、医師に言っても取り合ってくれない。
  ペインコントロールが不備で、夜間疼痛と不眠に苦しんでいるのに希望する注射をしてもらえず、当直医を呼ぶことを希望しても無視された。
  医師は手術や術後の再発、治療後の後遺症を訴えてもあまり聞く耳を持ってもらえない。対処方法はないかもしれないが、患者の不安やつらさをやわらげる言葉はあってもよいと思う。
  月1度の診察で医師に訴えているが、ホルモン療法薬の副作用かどうかわからない症状があり、不安になることがたびたびある。
  治療終了後は、定期通院の間隔があいてくるので、医師に確認したいことがあっても、すぐに確認できない。
  手術後の症状や抗がん剤による副作用症状への対処法が知りたいが、定期通院の際は現状報告にとどまっている。
  出現した症状が現在治療中の薬によるものかわからず、医師に伝えるが、はっきりした回答が得られず不安になることがある。

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