「がん体験者の悩みQ&A」では、2003年と2013年に実施した全国調査結果を整理して構築したがん体験者の悩みデータベースを公開しています。このデータベースに基づき、がん体験者の方々の悩みや負担をやわらげるための助言や日常生活上の工夫などの情報ツールの作成等を行っています。
なお、個別の回答やご相談は、仕組み上できかねますので、お困りごとやご相談がある方は、お近くの「がん相談支援センター」をご利用ください。

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11.1.17.1(リンパ浮腫)日常生活における肉体的・精神的揺らぎ

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  リンパ浮腫の影響で正座ができなくなったため、外出などを考えて精神的面が悩み。
  リンパ浮腫や排尿の問題があり、治療前にはなかった制限がたくさん出てきた。これにより仕事などに影響も出ているし、自分自身でも病気に対し納得がいかないというか整理できない部分が残ってしまった。
  昨年は隔月で蜂窩織炎になった。皮膚科で抗生剤を服用し少し収まっているが、いつ寒気と高熱が出て足がまっ赤に腫れ緊急入院しなければならなくなるのかと思うと毎日不安である。今はようやく治療法ができ、毎夜マッサージし、弾性包帯を両下肢に5本ずつ巻き、朝は弾性ストッキングに替えて日中を過ごす。本当にたいへんな毎日。もちろん仕事はずっと前からやめている。
  仕事をしながらリンパ浮腫をのことを考えつつ生活すること。
  治療後リンパ浮腫になり、主治医からはしかたがないと言われたが、太くなってゆく脚に恐怖を覚えた。
  治療終了後元のように体を働かせられないこと。
  手術や抗がん剤治療が終了すると元の身体に戻れると思っていたが、リンパ浮腫、便秘などの副作用がずっと続くことがつらい。
  同居の3人の孫の世話や抱っこができるか。
  利き腕を使いすぎると浮腫が出るか心配。
  両下肢のリンパ浮腫は日常的なケアで急な悪化はしないが、どうしても独学で少ない情報だけではケアしきれず、徐々に浮腫が悪化しつつあった。リンパ浮腫に理解を持ち対応してくれる医療者、病院はなかなか見つからないし、通う枠にも入れない。自費診療のため出費が大きく負担になっている。

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