終末期の苦痛が気がかり

末期における痛みや苦しみが不安である。
2件の体験者の声があります。
今の治療が延命治療である限り、死はいつ来るのか。また、その前の苦痛はどうなるのか、経験したことがないだけに不安である。
1件の体験者の声があります。
悪化した時の身体的・精神的苦痛に対する恐怖がある。
1件の体験者の声があります。
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助言

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【がんによるさまざまなつらさをやわらげる緩和ケア】
がんの終末期といっても、そこで起こる症状は、がんがどこに出ているかによっても異なります。また、症状の起こる原因はいくつか重なって起こっている場合もあります。原因が一つであっても、複数であっても、医療者は原因を考え、原因に応じた対処をしていくための方法を検討します。また、原因がわからなくても、症状を少しでもやわらげるための対処を行っていきます。
がんの終末期に起こるさまざまなからだのつらさは、こころの状態や社会的なつらさ(孤独感など)とも影響し合います。そこで、つらさをやわらげていくためには、からだのつらさをやわらげるだけではなく、こころのケアや社会的なサポートも同時に行われています。
これは、『緩和ケア』、『緩和医療』と呼ばれ、担当医や看護師だけではなく、こころの専門家(精神腫瘍科医、精神科医、臨床心理士、心理療法士など)、薬剤師、栄養士、リハビリの専門家(リハビリテーション医、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士など)、ソーシャルワーカー、ボランティアなどさまざまな職種の人々が、チームとなって、患者さんやご家族のつらさをやわらげるための治療やケアを行っていきます。

【痛みをやわらげるための薬や方法も進歩しています】
がんによって起こる痛みに対して、さまざまな薬が用いられるようになってきています。飲み薬を基本として、貼り薬、坐薬、点滴、注射など、いろいろな薬があり、体の状態に合わせて使うことができます。 
治療の基本となるのが、『WHO方式がん疼痛治療法』です。時間を決めて、痛みの強さに応じた薬を飲むことを基本とする治療法で、適切に実施すれば、8割から9割の患者さんで、がんの痛みをとることができると言われています。
痛みをやわらげる薬として代表的なものはモルヒネがあげられます。モルヒネは今では手術後の痛みをやわらげる際にも使われ、医師の指示に従って用いれば、安全で効果的な薬です。



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