「がん体験者の悩みQ&A」では、2003年と2013年に実施した全国調査結果を整理して構築したがん体験者の悩みデータベースを公開しています。このデータベースに基づき、がん体験者の方々の悩みや負担をやわらげるための助言や日常生活上の工夫などの情報ツールの作成等を行っています。
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悩み
絶望的な気持ちになった。
17件の体験者の声があります。
- (60代、男性、大腸、2003年版)精神的・肉体的苦痛を体全体で覚え、将来を絶望視した。
- (70代、女性、大腸、2003年版)がんイコール死という認識しかなく、絶望的になった。昨年に主が出先で倒れ、そのまま他界してしまったので二重のショックで、私も主のところへ行きたいと思った。
- (70代、男性、前立腺、2003年版)今まで病院に世話になったことがないので、がんと診断されたときには絶望的になり、生活に不安があった。
- (20代、女性、乳房、2003年版)子どものこと、自分のこれからのこと、彼氏のこと、離婚後自分が子どもたちを育てており、再婚が決まった直後の診断だったのでとても絶望した。
- (50代、男性、大腸、2003年版)自分の人生が終わってしまったという絶望的な気持ち。
- (60代、女性、大腸、2003年版)絶望的。いつまで生きられるだろう。
- (50代、女性、白血病、2003年版)今まで「白血病イコール死」というあまりにも無謀な知識しか持っていなかったので、聞いた途端私自身絶望的になり不眠の日々が続いた。実は告知を受けた2週間前に義父を同じ病気で亡くしたせいもあり、私は「死」への恐怖しか頭になかった。
- (60代、男性、大腸、2003年版)すべてに絶望した。
- (40代、女性、乳房、2003年版)子どもに不安を与えないように病気について説明すること、将来への絶望感、孤独感、どの病院で治療を受けるのが自分および家族にベストか(通院に便利かどうか)、治療設備が整っているか等悩んだ。
- (40代、男性、肺、2003年版)当初はほぼ絶望だった。
- (80代、女性、胃、2003年版)私の母も全く同じ所の胃がんで77才で亡くなったので、私も宣告された時は絶望的になったが、家族や妹に励まされて、手術を80才で受け、今は食事の量こそ少なくなったが、体調もまあまあで良かったと思う。
- (不明、女性、乳房、2003年版)がんイコール死と考え、このまま死へ向かってしまうことへの不安、恐怖。副作用(嘔吐、髪が抜ける)に対する不安。将来への希望が絶たれたこと。
- (30代、女性、白血病、2003年版)いつ急性転化するかもしれないという恐怖心との闘いの毎日で希望が持てなかった。
- (50代、女性、乳房、2003年版)「がん」という言葉から逃げようとしていた。精神的に落ち込み、自分の未来はないような絶望的な気持ちになった。友人の手助けにより治療方法を調べ、自分がどうしたらいいのかを決定するまでがつらかった。
- (60代、女性、卵巣・卵管、2003年版)卵巣がんで早期発見ができなかった。腹水、胸水ありとの診断ですぐ死を結びつけて考えてしまい、夫に先立たれて子どもはなく単身なので、まず身辺の整理と勤めを辞めることだと、姉妹、弟にも誰にも言わず絶望的だった。
- (50代、男性、白血病、2003年版)書店で購入した白血病治療の本を読み、あと3~4年の命であると思い、絶望的に落ち込んでしまった。
- (40代、男性、白血病、2003年版)落ち込み、不安、恐怖、なぜ自分がというやりきれなさ、全てを失うことへの絶望感。明日がないということへの不安。
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