「がん体験者の悩みQ&A」では、2003年と2013年に実施した全国調査結果を整理して構築したがん体験者の悩みデータベースを公開しています。このデータベースに基づき、がん体験者の方々の悩みや負担をやわらげるための助言や日常生活上の工夫などの情報ツールの作成等を行っています。
なお、個別の回答やご相談は、仕組み上できかねますので、お困りごとやご相談がある方は、お近くの
「がん相談支援センター」をご利用ください。
悩み
再発・転移がショックで、気持ちが落ち込んだ。
33件の体験者の声があります。
- (60代、男性、肺、2003年版)再発は考えられることではあったが、現実にあることを知った時のショックと今後の人生の短さを悩んだ。
- (40代、女性、乳房、2003年版)最初の手術で完治できると思っていたので、再発がわかったときは大ショックだった。いよいよ死が目の前に来た感じだった。
- (60代、男性、肺、2003年版)術後3年以上が過ぎて再発と言われた時はショックで今度は駄目かなと死を考え辛かった。
- (40代、男性、大腸、2003年版)再発及び転移があると知らされた時に今まで手術によってすべてなくなったと思っていたので大きなショックを受けた。
- (50代、男性、大腸、2003年版)大腸がんと診断され入院した時点で、すでに肝臓に転移しており、大腸手術後1ヶ月して肝臓の手術も受けたが、4ヶ月後肝臓に1cm位の腫瘍が認められた。予期していなかっただけにショックは大きく、改めてがんの恐ろしさを実感し、いつまで生きていられるのか真剣に悩むようになった。
- (50代、女性、子宮、2003年版)最初、手術した時に98%再発はないと言われていたのに再発し、ショックだった。私はがん体質なんだと認識した。放射線治療もつらいものだった。
- (50代、女性、卵巣・卵管、2003年版)再発と聞いた時はショックだった。4回の再発を繰り返しで治療している際に再発、なぜ治療しているのに再発するのと疑問が生じた。
- (50代、女性、乳房、2003年版)再発がショックで手術の時より気持ちが落ち込んだ。
- (60代、女性、乳房、2003年版)そんなに悩まなかったが、やっぱり気持ちは悩んでしまう。自分で見つけ、リンパ腫も取ったけれど、1年半位で再発と言われたのが1番ショックだった。
- (70代、女性、膵臓、2003年版)最初の膵臓がんが人間ドックで発見され、手術すれば完全に治る(早期発見)ものと信じていたので、丸3年経った時、転移と言われ本当にショックだった。そして自分では丈夫になって、どこも悪いところはないと思っていたので、信じられなかった。
- (50代、女性、卵巣・卵管、2003年版)再発しない、大丈夫という医師の話だったので大変なショックだった。手術から6年経ていたので1年に1回のCTとシンチグラフの検査もなく胸のレントゲンだけなので肺に5mmの再発が発見してもらえず、4ヶ月あとで会社の健康診断で見つかって肺にとんだあとだった。
- (50代、女性、乳房、2003年版)放射線治療が終わって、これからは元気になろうと思っていた矢先、再発がわかりショックを受けた。
- (50代、女性、乳房、2003年版)手術をしてみたらリンパに20個転移していたので、手術前は初期だろうと言われていたためショックだった。
- (50代、女性、乳房、2003年版)再発の時の方が最初の診断よりショックは大きく、死を意識した。
- (60代、女性、乳房、2003年版)乳房手術後2年目で肺転移。転移など考えてもみなかったので大ショック。
- (50代、女性、胃、2003年版)再発の時、手術は難しく体力的にも難しいと言われたので大変ショックだった。このまま病気をもったままで後何年生きられるのだろうかそればかりが頭に出てきて、これもあれも後のことを嫁に教えておかなくてはと思って毎日イライラしていた。
- (70代、男性、膵臓、2003年版)手術の10日程後に治療経過のCT検査写真に「膵臓」に別の「がん」(直径6mm程)らしき影像が確認され、「ショック」を受けた。この不明腫瘍らしきものは13年前の「腎臓がん」の細胞が飛び、付着し、13年目の今日まで肥大せず今後も増殖が遅いと判断され、抗がん剤等服用でしばらく状況を見ることになり、精神に余裕ができ心配が解消された。
- (60代、女性、乳房、2003年版)二度目のがんの時は最初から8年後だったので、驚きちょっと信じられなかった。がん体質は変わらないと思い、ショックだった。
- (50代、女性、乳房、2003年版)初めてがん告知を受けた時は少しのショックだったが、再発の時はとても落ち込みが激しく、少しうつになった。でも同じ病気の人と話をすると少しずつ前向きに考えられるようになった。
- (50代、女性、胃、2003年版)無事に3年経過したと喜んでいたら、肺がんとなりショック。これも初期に見つかったので手術すれば治ると言われたものの、また死に直面した。だんだん死に近づいていくのだと思った。
- (30代、女性、子宮、2003年版)手術をして治った気分でいたため、転移が見つかった時にはショックだった。
- (70代、男性、腎臓・副腎、2003年版)肺に転移したと診断され大きなショックを受けたが、再手術後は良好ですでに7年位経過し順調であり、担当医師に感謝している。
- (60代、女性、肺、2003年版)手術して2年経った。また同じ肺にがんが再発した。私は心臓が悪く、手術中に停止したので、2度と全身の麻酔はできなくなった。担当の先生もレントゲンでは見つけることができなかったようで、私はショックだった。
- (50代、女性、乳房、2003年版)自分で発見して小さかった(1.1ミリ)し温存で手術して抗がん剤も予防のために行い大丈夫と思っていたら、2年後に残在乳房に再発と言われショックだった。
- (60代、女性、卵巣・卵管、2003年版)1回目(1a期)の手術をし、まず再発はないだろうと医師に言われ、自分自身も今回の再発を指摘されるまで、何の体の変調もなく順調に経過していただけに、この現実をどう受けとめればいいのか、あまりにショックが大きく、術後の定期検診にも疑問をもつようになった。
- (60代、女性、乳房、2003年版)骨転移を告げられ、大ショック。最初の先生の判断が違っていたと周囲、経験者に口を揃えて言われる。
- (40代、女性、乳房、2003年版)再発して再び乳房摘出と言われたが、肝臓や肺にも転移が見られ、手術はできないと言われて、そのことにもショックを受けた。また試した薬が効かなかった時、このままどうなってしまうのか、あとどれ位時間があるのか悩んだ。
- (60代、男性、軟部組織系、2003年版)最初の手術から14ヶ月後に別の所に転移し、また除去したが、再発が自分にも実際発生したのには大変ショックだった。そのため、いつまたかということが頭から離れず、早く再発しない年数が経って欲しいと悩む。
- (50代、女性、その他のがん、2003年版)検査で2ヶ所の転移が見つかり、ショック。3週間の再入院で今は外来で再び抗がん剤治療中だが、月に10万以上の健康食品、サプリメントを購入し飲んでいたし、がんと診断されてから仕事も辞めていたので、今度は大丈夫と思っていたのに再発となると今後これ以上どうすればいいのだろうと考える日々だ。
- (70代、女性、軟部組織系、2003年版)ショックだった。まだ1年も経つか経たない中に転移、切除し、抗がん剤を4クール4ヶ月したにもかかわらず、また翌年再発して切除。抗がん剤の化学療法は何だったのか悩んだ。今現在もまたいつ再発、転移するか、どうしたら死滅することができるのか、日々思えば精神的に苦痛にたえない。
- (50代、女性、卵巣・卵管、2003年版)別に悪いことをしているわけでもないけど何となく入退院の繰り返しで世間の目がとても気になる。そして再発と告げられた時のショックは最初告知された時とまた違い表現が難しい。
- (70代、男性、肺、2003年版)術後6ヶ月後に両肺上部のリンパ節、脊髄、脳等で再発がみられた時は非常にショックであった。現在も不安と共にある。
- (60代、男性、肺、2003年版)手術後、1.5年で同じ肺の中に小転移巣の再発が認められるまでは、比較的悩みも軽度で、仕事にも順調に復帰できた。再発後は最初に告知された時よりもさらにショックを受けて同じように悩んだ。
この悩みについての助言は、現在作成中です。
本サイトの各種リンクより他の情報を参照してください。
また、現在ご覧になっている悩みについて、お困りの場合は、静岡がんセンター「よろず相談」、もしくはお住まいの地域のがん診療連携拠点病院の「がん相談支援センター」にご相談下さい。
全国の「相談支援センター」の連絡先は、国立がん研究センター
「がん情報サービス」のホームページにある、「がんの相談」、もしくは、「病院を探す」というページから調べることができます。
「がん相談支援センター」は、がんの患者さんやそのご家族などから寄せられる、さまざまな悩みや不安について、相談を受けつけている相談窓口です。看護師や医療ソーシャルワーカーなどの相談員が、お話を伺い、一緒に考え、問題の解決をお手伝いしています。