「がん体験者の悩みQ&A」では、2003年と2013年に実施した全国調査結果を整理して構築したがん体験者の悩みデータベースを公開しています。このデータベースに基づき、がん体験者の方々の悩みや負担をやわらげるための助言や日常生活上の工夫などの情報ツールの作成等を行っています。
なお、個別の回答やご相談は、仕組み上できかねますので、お困りごとやご相談がある方は、お近くの
「がん相談支援センター」をご利用ください。
悩み
直腸の一部または全部を切除したため、便意を催すとすぐに排便してしまったり、何度も排便したりで悩まされた。
4件の体験者の声があります。
- (60代、男性、大腸、2003年版)直腸なのでトイレに行きたいと神経が働き、1日に大の方が20~30回毎日続き、退院後1年間は仕事ができなかったことが悩みだった。現在は24時間で毎日2回くらいで、トイレの方はおさまってきたので安心している。
- (50代、男性、大腸、2003年版)1回目の手術後、直腸をほとんど切除したので便意をもよおすとすぐ出てしまい、このままずっと便はオムツに頼らないといけないのかと思うと、1年くらい外出ができなかった。しかし、少しずつなれて肛門も筋力がついてきた。
- (60代、女性、大腸、2003年版)直腸が4cm位しか残っていないので、初めのうちは便が何回も出て、気持ちが悪くて主人に何回殺して欲しいといったか分からない。
- (70代、女性、大腸、2003年版)直腸は全摘されたが肛門は温存され、喜ぶべきこと、感謝すべきことと思ったが、1日の排便の回数が初め10数回、今では4,5回と落ち着いてきたが大変であった。外出の際にひそかにとても心配した。
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