「がん体験者の悩みQ&A」では、2003年と2013年に実施した全国調査結果を整理して構築したがん体験者の悩みデータベースを公開しています。このデータベースに基づき、がん体験者の方々の悩みや負担をやわらげるための助言や日常生活上の工夫などの情報ツールの作成等を行っています。
なお、個別の回答やご相談は、仕組み上できかねますので、お困りごとやご相談がある方は、お近くの
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悩み
日常生活や仕事ですぐに疲れるようになってしまい、悩んでいる。
27件の体験者の声があります。
- (50代、女性、乳房、2003年版)少しむくみがあり、無理をすると身体にこたえることが悩みである。
- (70代、女性、乳房、2003年版)通院治療で手も伸びるようになったが、安心してつい重い物を持ち失敗することや、体調も疲れやすいのが悩みである。
- (60代、女性、乳房、2003年版)疲れることが多くなった。
- (70代、女性、胆道・胆のう、2003年版)退院のあと家に戻ってから食事をしても痩せるし、疲れやすくなったので不安が残っている。
- (50代、女性、大腸、2003年版)手術後、体のだるさ、疲れ、食事がにがく感じることが悩みである。
- (70代、女性、大腸、2003年版)疲れやすい。
- (70代、男性、咽頭・喉頭、2003年版)放射治療の後遺症で、「唾液がほとんど出ない」「臭覚がない」「味覚ほとんど駄目、料理はごくうす味でなければ駄目」、また手術の後遺症で「肩が凝る」「体力の回復がはかばかしくない」「すぐ疲れる」「食欲があまりない」などの悩みを解消するため、食事内容の充実と栄養剤を多種類とるようにしている。
- (40代、女性、大腸、2003年版)日常生活に戻った時、疲れやすく困った。退院したからといってすぐに元に戻れるのものではなく、無理するとお腹が痛くなった。近所の人などの周囲にがんで手術をしたことを言いたくなかったからかもしれない。
- (60代、男性、胃、2003年版)糖尿病もあるので不安の日々だった。身体がだるくとても疲れやすくなった。
- (70代、女性、不明、2003年版)疲れやすい。家事をしているとと足が痛くなる。早く手術前の時のように普通の体になりたい。
- (50代、男性、胃、2003年版)二度目の手術なので仕事を無理しないように言われたが、生活のためには仕事も大事なので、長時間仕事したり力仕事をしたりすると気力が抜けるように疲れてしまう。
- (50代、女性、大腸、2003年版)退院後自宅での生活を始めると手術の傷跡が内部にうずくような痛みがあり、軽い家事(食事の支度)でも疲れやすく、寝たきりの生活が続きなかなか元気になれずにいた。
- (30代、女性、大腸、2003年版)疲れやすいが、以前のようにもどれるのか。
- (30代、女性、子宮、2003年版)仕事に復帰できたが、やはり前の身体とは違い、疲れやすく疲れがすぐとれず、休みがちである。
- (60代、男性、大腸、2003年版)以前より少し疲れやすく、無理がきかなくなった。
- (60代、女性、胃、2003年版)症状は何もないが、少し疲れやすいことが気になる。
- (60代、男性、胃、2003年版)体重が増えず、疲れる。車での運転2時間くらいでも背中が痛む。
- (70代、女性、大腸、2003年版)1時間ほど食事の用意をしていると、フラッとすることが多く、疲れを感じる。
- (50代、女性、子宮、2003年版)術後、連日外出すると疲れやすくなること。台所に長時間(1時間以上)立つと、きつくなって横になることが多くなった。
- (40代、女性、乳房、2003年版)疲れたり、風邪をひくとなかなか治らなかったりで寝こむことが多くあった。外に出ることが少なく、すぐ疲れてしまうので、とても不安だった。
- (40代、女性、乳房、2003年版)腋窩リンパ節郭清のため、腕が上がりにくい。体がとても疲れやすく、普通には仕事ができない。
- (40代、女性、リンパ腫、2003年版)立ち仕事を30分もすると疲れるので、台所仕事はいすに座ってしたいと思う。
- (70代、女性、大腸、2003年版)体力不足ですぐ疲れること。手術直後より少し食欲がでて、体重も増え、運動、買い物等家事もだいぶできるようになったが、もう少し体力がほしい。足も弱くふくらはぎが痛くなる。
- (50代、男性、胃、2003年版)特に仕事には支障はないが、疲れやすい。
- (60代、女性、不明、2003年版)疲れやすい。体力に自信がない。
- (60代、女性、子宮、2003年版)3回の手術で便秘がひどく、夕食後薬を3種服用しないと排便ゼロ。術後丸4年となったが、この冷夏で体調を崩し、痛み止めの副作用で胃潰瘍で治療している。また運動不足で高血圧、高脂血症となった。慢性疲労症候群を呈し、日常生活をやっとこなし半日は床についている。
- (50代、女性、子宮、2003年版)手術さえすれば元気になれると思っていたが、体は疲れやすく、少し買い物に歩くと足の付け根がパンパンに腫れてしまう。
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