「がん体験者の悩みQ&A」では、2003年と2013年に実施した全国調査結果を整理して構築したがん体験者の悩みデータベースを公開しています。このデータベースに基づき、がん体験者の方々の悩みや負担をやわらげるための助言や日常生活上の工夫などの情報ツールの作成等を行っています。
なお、個別の回答やご相談は、仕組み上できかねますので、お困りごとやご相談がある方は、お近くの
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悩み
食事が少ししか摂れず、栄養が不足するのではないか、適切な食べ物は何か、どうやったらうまく食事がとれるのか悩んだ。
20件の体験者の声があります。
- (70代、男性、胃、2003年版)食事がほんの少ししか摂れなくて栄養が足りないこと。今は点滴で補っている。
- (60代、男性、胃、2003年版)胃全摘後、食べることに苦戦、時々拒否反応(腸内消化液嘔吐)があり、これによると思われる体重の減少。
- (60代、男性、胃、2003年版)退院後1ヶ月間自宅療養し、職場復帰したが、想像以上の体力低下により仕事に対して不安があった。もう少し療養したかったが、職場への気遣いなどもあり復帰した。当初は食事の問題、体調不良や疲労により辛い毎日であった。
- (70代、女性、胃、2003年版)健康の回復にはいつまでかかるのか。胃を1/3程度取った結果、栄養の補給がどうして保てるのか不安はあったが、医者の言うとおりにするより方法がないと思い実施したものの、現在もその不安は続いている。
- (70代、男性、胃、2003年版)体重が減ったことと、食事が意のままにならず、仕事をしないため毎日が長く何をしたらよいかわからず、今後の生活のことで悩んだ(体力低下)。
- (70代、男性、胃、2003年版)食事の量がわからなくて困った。がんに良い食べ物は何か。
- (50代、男性、胃、2003年版)食事が思うようにできない(油、海苔等受け付けない)。
- (50代、女性、胃、2003年版)胃だったので、食べる量と食べた後の症状。
- (60代、男性、胃、2003年版)食事ができないこと。
- (不明、女性、胃、2003年版)水も飲めず、何も食べられず、とても悩んだときがあった。
- (50代、女性、胃、2003年版)食事がうまくできるといいと思う。
- (60代、男性、胃、2003年版)手術後、食事のことで少し悩む。
- (70代、男性、不明、2003年版)胃がなく、食べ物が食べられるのか心配だった。食べ物の種類について、何を食べるか毎日のことであり、計画を立てるのに苦労した。
- (60代、女性、胃、2003年版)食べ物のみ。
- (60代、男性、胃、2003年版)食事が多く摂れるかと、体重は増えるのかと毎日気になる。
- (60代、女性、胃、2003年版)なかなか食べることができず、もしかして食べることができないのかもしれないと一時不安になったときがある。
- (70代、男性、胃、2003年版)食事療法が大変だった。下痢、便秘の繰り返しで体に合った食事を摂るのが大変だった。
- (50代、女性、胃、2003年版)苦しい。不安の毎日だった。食べることのもどかしさ。食べなければ体がだるい。食べれば戻してしまう。そういうことの繰り返し。
- (60代、男性、胃、2003年版)体重の減少、下痢、栄養不足、喫煙が原因と考えられる。
- (60代、男性、胃、2003年版)体調のバランスを崩す恐れがあるため、食事に注意するなど気がかりな面もある。
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