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まず、胃痛や下血など『症状』がある場合、インターネット、本、雑誌で調べても、実際どうなっているかまではわかりません。なるべく早く受診しましょう。
胃痛の原因は、胃の病気だけとは限りません。痛む場所によって、胆のうや十二指腸の病気の可能性、あるいはすい臓の病気の可能性なども考えられます。また、軽い胃炎などのこともあれば重い病気が原因の場合もあります。インターネット、本、雑誌等は、原因の可能性を知る手段にはなりますが、自分に今何が起こってこうなっているのかというところは何もわかりません。きちんと診察を受け、必要な検査をなるべく早く受けることが大切だと思います。
特に、下血というと、消化管のどこか(胃や腸など)から出血している可能性があり、きちんと検査で出血の原因を突き止める必要があります。下血は、出血した部位や量によって、黒いタールのような便か、赤い便かという違いがあります。黒い便は主に胃や十二指腸などの上部消化管から出血したときにでます。一方、肛門に近いほど血の色に近い赤色の便になります。また、便の色は見た目は変わらず、便の表面に赤い血が付着している場合は、肛門に近いS状結腸や直腸、あるいは肛門からの出血が考えられます。
胃のポリープが、直接症状と関係するかどうかも検査をしてみなければわかりません。
繰り返しになりますが、なるべく早く受診して、みてもらいましょう。
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