自分の助言集をつくる
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不安にとらわれた時やつらい時に、誰かに自分の気持ちを聞いてもらうというのは大切なことだと思います。気持ちを外にはき出すことで、少しこころが楽になります。
また、がんという病気はからだだけではなく、いろいろな不安や経済的な問題など、さまざまな側面からこれまで築いてきた生活を脅かす時もあると思います。そういう時は、1人より2人、2人より3人の方がよい知恵が浮かぶこともあり、支えにもなってくれます。
一人で抱え込まず、自分から自分にとって必要と思われるもの(人)に向かって、働きかけることも大切です。
医療費については、保険診療の場合、高額療養費制度などにより、収入によって自己負担限度額が決まっています。また、介護が必要な場合は、介護保険を利用できる場合があります。申請と認定が必要で、年金収入等の所得金額により、1割から3割(年金収入等が、280万円未満の場合は1割。また、自己負担が2割や3割負担の場合も、月額44,400円の負担の上限があります)は自己負担になりますが、さまざまなサービスを得ることもできます。これとは別に、市区町村などの自治体で高齢者向けにいろいろなサービスを行っているところもあります。
今後の生活についても、今まで知らなかったいろいろな制度や支援が利用できる場合もありますから、今困っていることから整理し、その困ったことを解決していくための情報を集めたり、相談してみたりするのもよいと思います。
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なお、個別の回答やご相談は、仕組み上できかねますので、お困りごとやご相談がある方は、下記「がん相談支援センター」をご利用ください。