悩み

手術後の家事が大変だった。
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【退院後の家事】

入院中、家族に不自由をかけたという思いもあり、周囲への遠慮、責任感から、つい無理や我慢をしがちになると思います。
しかし、退院後すぐは、入院前と同じ体力ではありません。入院中は治療中心の生活で、活動量が限られ、筋力や体の調節の働きが低下しています。また、治療などによって、体力の予備力も少なくなっています。手術の創(きず)のある部位を動かすと、まだ痛みがあると思います。

ご自分の入院前の日常生活の活動状態(たとえば、家事全般は自分が行っていた、畑仕事を行っていた、パソコンをよく使っていた、子どもの送り迎えを行っていた、車をよく運転していた、事務仕事をしていた、販売員をしていたなど)を振り返って箇条書きにし、退院前に医師や看護師に具体的に活動内容を伝え、退院後の活動が可能かどうか、どこに注意すればよいのかなど確認してみましょう。
その際、できれば一人では聞かずに、ご家族にも同席してもらいましょう。ご家族のなかには、退院したらもう体は回復し、今まで通り100%動けるのだと思う方もいらっしゃいます。医師や看護師の退院前の説明をご家族と一緒に聞くことは、どのような手術をして、今どのような状態なのか、退院時の創(きず)や体の状態はどうか、どのような動きで痛みなどが起こるかなど、ご家族が患者さんの状況をイメージし理解してもらううえで、良い機会になります。

また、退院後の回復状況は、手術の内容やその後の回復状況、年齢等によっても異なり、個人差があります。医師や看護師の説明通りにはいかないと感じることもあるかもしれません。退院後は、ご自分で体の状態をみながら、活動量を調整し、焦らずに体力を回復させていくことが大切です。
家事をすることは、良いリハビリにもなりますが、今まで簡単にできていたことが最初はできなかったり、痛みを感じてつらかったり、思い通りにならないことも多いと思います。ゆっくりしたペースですすめていきましょう。
家事動作は、腕や足を大きく動かしたり、力を使ったり、細かい手の動きをすることが多いです。回復途中には、家事を負担の少ない方法に変更したり、動いた後に休憩を取り入れたりするなどして自分で調整してみましょう。
たとえば、掃除は、掃除機が重たく感じるようであれば、使い捨てシートをつけるモップを使う、一日おきにする、雑巾掛の代わりに使い捨てのウエットシートをつけるモップを使ってみるなどあります。
料理は、お総菜やレトルト食品などをうまく利用して、そこにひと工夫を加えたり、冷凍食品を活用してみましょう。手術などの後は、鍋やフライパンが重いと感じることもあります。電子レンジなどを利用してみるのもよいでしょう。買い物が負担の際は、さまざまな宅配サービス(食事もお弁当タイプの宅配や決められた材料の宅配など種類があり、また1日1食だけ宅配などできる場合もあります)もあります。買い物の際は、ショッピングカートを使うと腕などへの負担が軽くなります。
洗濯物を乾すとき、腕があがりにくいこともあります。長いS字状フックなどいくつかつなげて、物干し竿の位置を下げたり、乾燥機を利用してもよいでしょう。

周りの人に力を借りる部分があると思いますが、ご家族にはなかなか頼めないという方もいらっしゃいます。よい案が浮かばないときは、かかっている病院の相談室に相談してみましょう。


 

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