自分の助言集をつくる
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地域社会では持ち回りで様々な役割を交代に担うことがあります。
ご近所とよい関係を保ち、気持ちよく住むために、地区の活動に参加をすることが潤滑油となる場合があります。
これは地域での役割だけではなく、仕事や家事などにおいても同じですが、治療、入院、また療養のために、誰かに役割を一時的に依頼したり、役割を引き継いでもらったりしなければいけないことがあります。
“人に迷惑をかけたくない”、“いろいろ理由を聞かれたくない”、“自分の生きがいだったのに”と役割に関して、人それぞれいろいろな思いがあります。
ただ、優先順位を考え、調整を行っていくことも、病気と向きあうための大切な行動の一つです。
また、地域には様々な年齢、立場の人が住んでいます。人によっては、別の理由で、地域の活動に参加したくても参加できないこともあります。あなただけではなく、同じようなことが地域の他の誰かにいつ起こるかもしれないでしょう。もしあなたが他の方が同じような状況に陥ったら、お互い様と思って役割を引き受けたり、相手を気遣って声をかけたりされるのではないでしょうか。
割りきることも必要です。地域の役割に穴があいて支障が起こらないように調整を早めにすすめることのほうが大切なのではないでしょうか。その際、地域のなかでのリーダー的な方、あるいはあなたが親しい方などにある程度の真実をお話しして、あなたの調整をサポートしてもらってもよいと思います。
がんであるとか、治療のこととか詳しくは説明する必要はないでしょう。「体調を崩し、しばらく無理はしないように医師に言われているから」、「○○を悪くしてしばらく入院するので」と伝えられる範囲で、説明するとよいでしょう。
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