自分の助言集をつくる
EPUB形式でダウンロード
印刷用表示
がんになったことで、あなたは自分と周囲の人の間に見えない壁ができたように感じることがあるかもしれません、あるいは、あなた自身ががんになったことで、周囲の人々に迷惑をかけている、心配をかけていると思い、周囲の人々とのこれまでのつながりやコミュニケーションにためらいを感じて一歩引いてしまっているかもしれません。
メッセージを共有し、伝え合うことは簡単なようで、意外と難しいものです。言葉の選び方や伝え方によって、誤解されてしまったり、相手の伝えたいメッセージが分からなかったり…という経験はないでしょうか。
○相手のメッセージを受けとることに集中する
まず、相手が何を思ってメッセージを出しているのか、じっくり聴くことに集中しましょう。
○応えることよりも、共に感じ、分かち合う
「何か応えなければ」「正しいことを伝えなければ」と考えずに、聴いて、感じたことを分かち合いましょう。
○言葉以外の方法も使う
上手く言葉で伝えられないときには、うなずいたり、背中に手を置いたり、そばにいるだけでもかまいません。一緒に泣くというのも、大切なコミュニケーションになります。
○自分の気持ちを伝える
相手のメッセージを受けとめるだけでなく、どんな風に受けとめたか、どんな風に感じたかを相手に伝えましょう。
言葉につまってしまったり、矛盾するようなことを言ってしまったりしても、かまいません。そんなやりとりを通じて、かえって相手に伝わる気持ちもあります。
○コミュニケーションの方法を変えてみる
いつもとは違う伝え方、聴き方を試してみましょう。
○焦らずに「待つ」ことも大切
常に正しい答えがあるわけではありません。お互いが相手のことを理解できる「時」を待つことも大切です。
よりよい情報提供を行うために、ご意見やご感想をお寄せください。
いただいた評価やご意見・ご感想は、今後、このコンテンツ(情報のなかみ)に役立たせていただきます。
なお、個別の回答やご相談は、仕組み上できかねますので、お困りごとやご相談がある方は、下記「がん相談支援センター」をご利用ください。