悩み

副作用や、何に注意すべきか、食生活はどうしたらよいかなど具体的に注意することがわからなかった。
3 件の体験者の声があります。

助言

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【治療中か、治療終了後か、どういう治療かによってもかわります】

具体的に注意することというのは、患者さんが今どういう状況にあるかによっても異なります。治療中であれば、治療に沿った基本的な注意が必要な場合もあるので、担当医や看護師に確認しましょう。

◎薬物治療中で、食欲不振や吐き気、味覚障害などの副作用がある
まず、治療と副作用状況の変化をメモやノートで整理します。こうして整理したうえで、治療中の食生活の基本パターンをつくってみましょう。このパターンは大きく2つ、無理はしないが、できる範囲で工夫をする時期と、意識してがんばって栄養バランスを考えて食事をする時期があります。
食事は、2つの時期で以下のような点を気をつけましょう。

○薬物療法による消化器症状(食欲不振など)があるとき
自分のこころにプレッシャーを与えてしまうと、よけいに食べられなくなってしまうことがあります。この時期は無理をせずに食べられそうなときに食べられそうなものを少しずつとるようにしましょう。ただ同時に、少量で栄養価が高い食品をうまく利用すれば、効率的にエネルギーやタンパク質をとることができます。具体的な例は、下記助言をご参照ください。
○症状が軽減・改善してきたとき
この時期は消化器症状が出ているときより意識して、バランスよく栄養のある食事をとるようにしましょう。バランスよく栄養のある食事は、主食・副菜・主菜を基本としたものです。
 ・主食:ご飯、パン、めん類など主に炭水化物
 ・主菜:魚・肉・卵・大豆製品など主にタンパク質
 ・副菜:野菜やいも類など、主にビタミン・ミネラル・食物繊維など

◎治療終了後(手術・薬物療法・放射線治療など)
治療終了後は、栄養バランスのよい食事を摂ったり、適度な睡眠(休息)と運動をとりいれたり、ストレスを貯めないようにするなど、毎日の生活リズムを調整し、体とこころの調和がとれた生活を送ることが大切です。
食生活に関しては、再発や転移を防ぐとされる食品などさまざまな情報をみかけますが、現在のところ、再発や転移を防ぐ食品や食事に関しては研究途上の段階です。これまでの研究結果に関しては、同時にその情報の正確性は判断しにくいことも多いと思いますので、偽りの情報に惑わされないようにしましょう。食事に関しては、以下のホームページを参考にして下さい。


 
参考になるホームページ
(1)SURVIVORSHIP.JP:抗がん剤・放射線治療と食事のくふう
https://survivorship.jp/meal/
『SURVIVORSHIP.JP』は、静岡がんセンターと大鵬薬品工業(株)との共同研究の成果による情報支援ツールの一つで、治療によって生じるつらさをやわらげるくふうなどの情報提供を行うサイトです。『抗がん剤・放射線治療と食事のくふう』は、抗がん剤や放射線治療中の食事に役立つメニューやレシピを副作用症状に合わせて検索、閲覧できます。176品のレシピが掲載され、ジャンル別絞り込みでは、主食(米、パンなどの種類別)、主菜(肉、魚などの種類別)、副菜、汁物、デザートと飲み物などで絞り込みもできます。
(2)国立がん研究センター『がん情報サービス』:がん体験者の栄養と運動のガイドライン
https://ganjoho.jp/public/support/dietarylife/survivor.html
米国対がん協会が2012年に公開した「がんサバイバーのための栄養と運動のガイドライン」第4版のまとめ、がん体験者の食事についての研究状況、ガイドラインの活用方法など、主に食事と栄養、運動など生活習慣に関する情報があります。

 
【気分のよい時に、食べられるものを食べる】

治療中は正常細胞へのダメージも強く、通常よりもエネルギー量を必要とするため、体力を維持するための食事は重要です。けれども、栄養面や体力にこだわりすぎていると、食べることが「義務感」となり、かえって食べることが苦痛になってしまいがちです。
食事の基本的なルールはあまり気にせず、気分のよい時に食べられるもの、好きなものを食べるという気持ちをもちましょう。

<すぐに食べられる工夫>
食事の時間にこだわらず、「今なら調子も少し良いし、食べられそう」というように、自分の体やこころに問いかけて、気分のよい時にすぐに食べられる工夫をしましょう。

○ 好きなものや食べられそうなものをいつも近くにおいておくと、気分のよい時にすぐに食べられます。
○ おむすびやおかずを小分けにするなどして、冷蔵庫や冷凍庫に入れておくと、食べたい時に電子レンジで温めれば、すぐに食べられます。また、気分のよい時に作り置きしておくとよいでしょう。
○ 食べられそうなものや食べやすかったものを覚えておいたり、作る人に伝えたりするとよいでしょう。


 
【適度な運動】

治療中、治療後に、体力低下やだるさを訴える患者さんは半数以上、なかには7割以上という報告もみられます。その原因には、副作用症状など治療による体への負担、また治療によって活動量が少なくなったことによる筋力低下、不安や心配事といったこころの面など、いろいろなことが関係しています。
体力低下を防いだり、体力をつけたりするには、適度な運動が勧められます。自転車や水泳は、膝や股関節にかかる負担が少ない利点があります。ウォーキングは、これまでに運動の習慣がない方でも比較的行いやすいと思います。病気の状況や体力に応じて、活動の程度、時間を調節してください。


 

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