「がん体験者の悩みQ&A」では、2003年と2013年に実施した全国調査結果を整理して構築したがん体験者の悩みデータベースを公開しています。このデータベースに基づき、がん体験者の方々の悩みや負担をやわらげるための助言や日常生活上の工夫などの情報ツールの作成等を行っています。
なお、個別の回答やご相談は、仕組み上できかねますので、お困りごとやご相談がある方は、お近くの
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悩み
死を考え家族との別れについて悩んだ。
12 件の体験者の声があります。
- (患者本人、40代、女性、乳房、2003年版)死への恐怖と家族の別れについて特に悩んだ。
- (患者本人、70代、男性、咽頭・喉頭、2003年版)残される家族への愛着があり、夢が現実か明日の生死の不安があり不眠になっていた。
- (患者本人、70代、男性、肺、2003年版)死を考え、これで家族ともお別れかと思った。
- (患者本人、40代、女性、乳房、2003年版)初めて自分が死ぬかもしれないと分かったとき、頭が真っ白になり、子どもや夫と別れたくないと思い泣いた。
- (患者本人、70代、女性、肺、2003年版)家族とこれが最後の別れかと思い悲しくなった。
- (患者本人、50代、女性、乳房、2003年版)がんと診断されたとき非常にショックで余命を考え、主人や子どもたちとの別れを思って非常に辛くなった。
- (患者本人、40代、女性、子宮、2003年版)がんイコール死が頭の中を駆け巡り、家族とお別れして顔が見られなくなってしまうなんてと泣いてばかりいた。
- (患者本人、50代、男性、食道、2003年版)死への恐怖と、せっかく結婚して子どもまでできたのにそれらとの別れを思うと辛かった。
- (患者本人、50代、男性、肺、2003年版)生きていけるかどうか不安で、死によって家族と別れるのが辛いと思った。
- (患者本人、50代、男性、肺、2003年版)転移して抗がん剤治療をしたががん細胞が小さくならず医師から生死が半々と言われたとき家族と別れるのが辛いと思った。
- (患者本人、40代、女性、その他のがん、2003年版)退院から3ヶ月検査もなく病院にも行かなかったが、その間腫瘍が大きくなっているのでは、転移しているのではと不安で、死を思い家族と別れることの恐怖もあった。
- (患者本人、50代、男性、白血病、2003年版)あまりのショックで頭が真っ白で、家族との別れなど考え悩んだ。
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【万一のことを考えるのは自然です】
自分に万一のことがあると考えて、情報を得たり、準備をしたりするのは、特別なことではありません。がんという病気の有無にかかわらず、人生の節目で、自分の死後について考え、遺書を書くという方もいらっしゃいます。
身辺を整理し、気がかりを片づけることで、落ち着いた気持ちでがんと向きあうことができる方もいるでしょう。
また、ノートに思いを書き出すのもよいアイディアです。書いてみることで、自分の本当の気持ちに気づくことがあります。紙に向かって思いをぶつけることが、こころの中のつらい部分のガス抜きになることもあります。
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