「がん体験者の悩みQ&A」では、2003年と2013年に実施した全国調査結果を整理して構築したがん体験者の悩みデータベースを公開しています。このデータベースに基づき、がん体験者の方々の悩みや負担をやわらげるための助言や日常生活上の工夫などの情報ツールの作成等を行っています。
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悩み

配偶者に申し訳なく思った。
5 件の体験者の声があります。

助言

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【配偶者とよく話し合う大切さ】

ご主人は、あなたの病気と現在の生活を含めた状況をどう理解し、どうしたいと思っていらっしゃるのでしょうか。
ご主人と、そのとき、そのときでお互いの思いを含めて話し合い、調整することがまず大切だと思います。

身の回りの世話ができないことで、あなたは申し訳ないと感じているのかもしれませんが、ご主人は、夫婦なのだからお互い様と思っているかもしれませんし、あなたができないあいだ、自分一人でも十分できるという自信を持っているかもしれません。あなたをサポートするためには、当然と思っているかもしれません。

日頃、家では奥様にすべてお任せで、何もしなかったご主人が、仕事、奥様の面会とお世話、家事、お子さんの世話などてきぱきとこなすようになった例もあります。食事はお総菜やコンビニ弁当、掃除は週1回等、以前とは違う形であっても自分のやり方で対応した方もいらっしゃいます。つまり、皆さん、それぞれ形は違っても、その状況に合わせて自分ができる対処をされていらっしゃるということです。

確かに、あなたが望むレベル、あなたが行ってきたレベルとは違うかもしれませんが、ご主人はそれでよいと思っていらっしゃるかもしれません。
ですから、お互いの気持ちを話した後は、状況にあわせて、ご夫婦で、ここまでは行う、こういう形で行うと決めてもよいかもしれません。
あなたが、家事やご主人の世話、お子さんの世話などが十分できないとき、誰にどこまでお願いするのか、代行する相手は、どこまで行うことができるのか、できることとできないこと、今しなければいけないことと後でできることを話し合ってみましょう。


 

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