「がん体験者の悩みQ&A」では、2003年と2013年に実施した全国調査結果を整理して構築したがん体験者の悩みデータベースを公開しています。このデータベースに基づき、がん体験者の方々の悩みや負担をやわらげるための助言や日常生活上の工夫などの情報ツールの作成等を行っています。
なお、個別の回答やご相談は、仕組み上できかねますので、お困りごとやご相談がある方は、お近くの「がん相談支援センター」をご利用ください。

悩み

社会から取り残されたような気がしてつらかった。
10 件の体験者の声があります。

助言

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【新しい役割ができる】

仕事や近隣との関わりが減ると、“社会の流れについていけない、取り残される”といった気持ちになることがあります。
一時的に役割を譲って、また復帰できる場合もありますし、健康状態によっては、以前より活動の範囲を狭くすることもあると思います。自分が行ってきた役割を人に譲るとき、自分の存在が小さくなったように感じるかもしれません。けれども、社会生活だけでなく、家庭のなかでも生活しているので、家庭内で新しい役割ができる場合が多いと思います。ご家族が帰ってきたときに「おかえり」と迎える、夕食後にご家族のお茶をいれるということでも家族間の結びつきが再確認できると思います。
これまでに周囲の人が困っていると、放っておけないと思って手助けしたり、逆に、助けられたと感じたことがあると思います。人はこのように、お互いに助け合い、影響し合って生きているので、存在が無意味ということはありません。
日々の生活の過ごし方を決めるのは、その人自身です。“今までできていたことができなくなった”と思うよりも“今まで気づかなかったこういうことができた”という喜びなど、プラス思考の出来事や思いを大切にし、かみしめていくことが、からだとこころの底力になるのではないかと思います。


 

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