自分の助言集をつくる
EPUB形式でダウンロード
印刷用表示
がんという病気と向きあうとき、こころの負担を感じるのは、ある意味ではとても自然なことです。つらいときには、つらい、と素直に周りに伝えることが、助けを得ることにつながります。
『うつのような気持ち』とありますが、特に心配なことが、具体的に何かあるのでしょうか。
病気や治療に直接関係する悩みが『うつのような気持ち』の引き金になっているのであれば、まずは担当医にそのことを打ちあけて、相談してみましょう。病気や治療に関する質問に答えることは、医師の仕事の一つです。遠慮する必要はありません。
生活面に関することで悩んでいる場合、あるいは、具体的な悩みが思い当たらないのに気持ちが落ちこんでいるように感じるときには、『相談支援センター』や『医療相談室』にいる相談員と話をしてみてください。
相談員はあなたの話に耳をかたむけ、必要に応じて情報を提供したり、こころのケアの専門家(精神腫瘍科医、心療内科医、精神科医、臨床心理士、心理療法士、リエゾンナースなど)を紹介してくれたりするでしょう。
こころに負担がかかっているのに、自分ではそれに気づかなかったり、実際より軽く受けとめてしまったりすることもあります。気分の落ち込み、不眠、食欲不振、集中力が続かない状態などが何週間も続いたり、家族や友人、同僚などから、普段と様子が違う、と言われたりしたときには、ぜひ一度、担当医や相談員に相談してみましょう。
よりよい情報提供を行うために、ご意見やご感想をお寄せください。
いただいた評価やご意見・ご感想は、今後、このコンテンツ(情報のなかみ)に役立たせていただきます。
なお、個別の回答やご相談は、仕組み上できかねますので、お困りごとやご相談がある方は、下記「がん相談支援センター」をご利用ください。