自分の助言集をつくる
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体力をつけるためには、毎日あるいは週何回というように、運動を継続しなければと考えがちです。回数や継続ということは後回しにして、1日限りの気持ちで出かけてみてはいかがでしょう。普段と違う景色を見たり、外の風にあたったりすると、気分が少し回復することがあります。
誰かと一緒に散歩をするのもよいでしょう。出かけやすくなりますし、散歩中にそれぞれ別の発見をしたり、違った面に気づいたりすることがあります。
つらい時、自分の気持ちを受けとめてくれる人、家族や何でも話せる友人の力を借りてください。
不安に思っていることや揺れ動く思いを聴いてもらうことも、気持ちを楽にします。一人で、つらさを抱え込まないで、周囲の人に話してみましょう。
不安定なこころの状態が続く時には、一度こころの専門家に相談してみるという方法があります。
こころが不安定で、他には何も考えられなくなった、何事にも集中できない、誰とも話したくない、夜眠れない、食欲がない、などそういった症状が続くような時は担当医やこころの専門家(精神腫瘍科医、心療内科医、精神科医、臨床心理士、心理療法士、リエゾンナースなど)に相談してみてください。気持ちを落ち着けるお薬を飲んだ方がいい場合もあります。
こころの専門家というと、“自分がおかしくなったのではないか”と思い抵抗がある方もいらっしゃると思いますが、このようにこころが不安定な状態になることは、がんにかかった多くの方が経験することです。
がんと向き合う時、からだの方は担当医がサポートしてくれますが、こころの方は周囲の人とともにサポートしてくれる専門家に少し頼ってみることで、どうしていけばよいのか、自分なりの答えがみつけられることがあります。
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