自分の助言集をつくる
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漠然とした不安があったり、気持ちに波があったりすることは、自然なことです。
身近にこころを許して話ができる人や、気持ちが明るくなるような心配りをしてくれる人がいれば、こころが晴れてくることもあります。
考えすぎると、逆に物事のとらえ方が狭くなってしまいがちです。“今日はこれ以上考えない”と区切りをつけてみるのもよいでしょう。
こころに落ち着きを取り戻す方法としては、気分転換に、好きなことをしたり、体を動かしたりするとよいと思います。散歩にでて、外の景色をみたり、風にあたったりすることでも構いません。ホテルで食事など、非日常的な行動のほうが自分にはあっていると話される方もいます。
不安定なこころの状態が続く時には、一度こころの専門家に相談してみるという方法があります。
こころが不安定で、他には何も考えられなくなった、何事にも集中できない、誰とも話したくない、夜眠れない、食欲がない、などそういった症状が続くような時は担当医やこころの専門家(精神腫瘍科医、心療内科医、精神科医、臨床心理士、心理療法士、リエゾンナースなど)に相談してみてください。気持ちを落ち着けるお薬を飲んだ方がいい場合もあります。
こころの専門家というと、“自分がおかしくなったのではないか”と思い抵抗がある方もいらっしゃると思いますが、このようにこころが不安定な状態になることは、がんにかかった多くの方が経験することです。
がんと向き合う時、からだの方は担当医がサポートしてくれますが、こころの方は周囲の人とともにサポートしてくれる専門家に少し頼ってみることで、どうしていけばよいのか、自分なりの答えがみつけられることがあります。
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