自分の助言集をつくる
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将来のことがはっきりと見えてこないような状況に直面することが少なくありません。そんな時には、どうしても悪い方へ悪い方へと考えてしまい、結果的に不安が膨らんでしまうかもしれません。
不安を感じ、つらい時、自分の気持ちを受けとめてくれる人、家族や何でも話せる友人に、胸の中の揺れ動く思いを聴いてもらうことは、あなたの気持ちを楽にしてくれるはずです。
一人でつらさを抱え込まないで、周囲の人に話してみましょう。
言葉として口に出されたわけではないのに、自分を心配して気遣う周囲の人々の思いが、ふと感じられた時、“一人ではない”と感じて温かい気持ちになることができるかもしれません。そんな時間がほんの少しでも気持ちを楽にしてくれると思います。
気持ちが不安定になり、病気のこと以外何も考えられない、何事にも集中できない、誰とも話したくない、眠れない、食欲がないといった状態が何週間も続くようであれば、一度、こころの専門家(精神腫瘍科医、心療内科医、精神科医、臨床心理士、リエゾンナース(精神看護専門看護師)など)と話してみることも大切です。
こころの専門家をいきなり訪ねるのはちょっと敷居が高いと感じたり、どこに行けば会えるか分からなかったりする時には、まずは、担当医や、相談支援センター(よろず相談)、医療相談室の相談員に相談してみるのも良いでしょう。
あなたは一人ではありません。あなたのつらさを分かち合い、やわらげるための方法を一緒に考えてくれる人が、家族、友人、医療スタッフの中に必ず見つかると思います。つらい時には、助けを求めてみてください。
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